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05/26/2016

58キロで5馬身差Vの快挙

1月の京都ダート1800mから5月の京都ダート1900mに舞台を移して4回目の平安ステークスを制したのは、1番人気のアスカノロマン。旧条件の時代から1番人気は苦戦傾向にあり、過去の勝ち馬はエムアイブラン、オースミジェット、ニホンピロアワーズの3頭のみ。この“逆風ジンクス”を打ち破った4頭目の勝ちっぷりは、とんでもないものだった。なんと58キロ背負って、5馬身、0.8秒差の大楽勝。86年以降、定量戦を除くサラ系平地重賞で、58キロ以上背負って2着馬に0.8秒以上の差をつけた馬は以下の15頭しかおらず、アスカノロマンの快挙は実に10年ぶりのことである。

ミホシンザン    87年日経賞     59キロ 0.8秒差
オグリキャップ   88年京都4歳特別  58キロ 0.9秒差
ダイナレター    89年根岸S     58キロ 0.8秒差
ダイタクヘリオス  92年マイラーズC  60キロ 0.9秒差
メジロマックイーン 92年阪神大賞典   59キロ 0.8秒差
メジロマックイーン 93年産経大阪杯   59キロ 0.8秒差
ビワハヤヒデ    94年京都記念    59キロ 1.1秒差
ナリタブライアン  95年阪神大賞典   58キロ 1.1秒差
サイレンススズカ  98年金鯱賞     58キロ 1.8秒差
セイウンスカイ   99年日経賞     58キロ 0.9秒差
ナリタトップロード 01年阪神大賞典   59キロ 1.3秒差
ゴールドアリュール 03年アンタレスS  59キロ 1.3秒差
アドマイヤドン   03年エルムS    59キロ 1.5秒差
バランスオブゲーム 06年中山記念    59キロ 0.8秒差
アスカノロマン   16年平安S     58キロ 0.8秒差

さすがに超一流馬ばかり。非G1ホースは3頭にすぎず、しかも、ダイナレターはまだダートG1が存在しなかった時代の馬、バランスオブゲームの勝利は重馬場が味方した逃げ切り。昨秋から完全本格化のアスカノロマンがG1ホースとなるのは時間の問題か…。

逃げたアスカノロマンが直線に入って早々に勝利を決定づけた後、筆者が注視し続けたのは最後方から直線一気を試みた馬。15年最後と16年2回目の記事で取り上げた、あのサンマルデュークである。過去2走、二桁着順に敗れたことで、今回は13番人気。唯一35秒台の上がりを繰り出して猛然と追い込んだが、2着馬と同タイムの4着。2着なら、86年以降のダートオープンで単独最多となる「二桁人気で3連対」だったところだ。いや~惜しい。
それでも、同馬はこれで11戦連続、通算では19回目の「1、2、3、4角すべて二桁位置」を達成。容易に確かめることはできないが、おそらくこれらは空前絶後の記録だろう。その後放牧には出ていないので、次は6月25日函館の大沼ステークスあたりか。競馬マスコミが指摘することはまずない、「12戦連続」「通算20回」にご注目あれ。

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