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05/05/2016

低評価一流馬と激走セン馬

06年のディープインパクトを最後に1番人気が10年連続敗退している天皇賞春。前年菊花賞馬による天皇賞春優勝も同馬を最後に絶えていたが、こちらはストップ。第153回天皇賞春は、昨年の菊花賞馬キタサンブラックが2番人気で制覇した。
これでG1・2勝、重賞4勝、通算「6-1-2-1」の実績は、間違いなく現役トップレベル。しかしこの大物、不思議なことに、これまで一度も1番人気になったことがない。86年以降、JRA・G1を2勝した時点で1番人気経験がなかった馬(公営出身馬を除く)は、ほかにはセイウンスカイのみ。1回だけという馬も、ライスシャワーサニーブライアンメイショウマンボの3頭しかいない。
サニーブライアンはダービーで引退。メイショウマンボは新馬戦1番人気のあと、24戦すべて2番人気以下。セイウンスカイとライスシャワーはG1・2勝目のあと、1番人気を4回経験。ドゥラメンテ参戦なら宝塚記念も2番人気以下必至のキタサンブラックは、この連続記録をどこまで伸ばすのか…。

今年の天皇賞春は、8歳セン馬カレンミロティックの2着にも驚かされた。86年以降、JRA平地G1で3着以内に来たセン馬はのべ28頭を数えるが、そのうち日本馬は以下の10頭。カレンミロティックの「3回」と「6~8歳の3年連続」は、大偉業と言うほかない。

レガシーワールド  92年有馬記念     3歳 5番人気2着
レガシーワールド  93年ジャパンC    4歳 6番人気1着
マーベラスクラウン 94年ジャパンC    4歳 6番人気1着
シャドウクリーク  98年フェブラリーS  5歳 10番人気3着
ホットシークレット 01年宝塚記念     5歳 8番人気3着
トウカイポイント  02年マイルCS    6歳 11番人気1着
カレンミロティック 14年宝塚記念     6歳 9番人気2着
カレンミロティック 15年天皇賞春     7歳 10番人気3着
サウンドトゥルー  15年チャンピオンズC 5歳5番人気3着
カレンミロティック 16年天皇賞春     8歳 13番人気2着

キタサンブラック繋がりで(?)、「G1好走セン馬」の人気のなさにも注目されたい。上記10頭はすべて5番人気以下で、過半数が8番人気以下、4頭が二桁人気。86年以降、JRA平地G1で3着以内に来た外国のセン馬も、18頭中8頭が8番人気以下で、5頭が二桁人気。1番人気だったのは、05~06年のスプリンターズステークス1着馬、サイレントウィットネスとテイクオーバーターゲットだけである。
今週の新潟大賞典にも8歳セン馬が出走する。人気薄は必至だが、はたして…。

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