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05/12/2016

庭で舞った8歳馬

混戦の新潟大賞典を制したのは10番人気の8歳馬パッションダンス。この勝利で同馬はいくつかの注目すべき記録を達成した。
まずは「同一ローカル競馬場における平地ハンデ重賞3勝」。86年以降4頭目の快挙だが、1番人気での勝利がないのはパッションダンスだけである。

マイヨジョンヌ
96年新潟大賞典   7番人気 54キロ
96年福島記念(代替) 1番人気 57キロ
97年新潟大賞典   5番人気 58キロ

メイショウカイドウ
04年小倉記念  1番人気 56.5キロ
05年小倉大賞典 1番人気 57.5キロ
05年小倉記念  1番人気 58.5キロ

エリモハリアー
05年函館記念 6番人気 55キロ
06年函館記念 1番人気 56キロ
07年函館記念 7番人気 57キロ

パッションダンス
13年新潟大賞典 6番人気 55キロ
15年新潟記念  6番人気 56キロ
16年新潟大賞典 10番人気 57キロ

「人気薄高齢馬による激走」という点も大いに目を引く。86年以降、JRA平地重賞を二桁人気で制した8歳以上の日本馬は11頭目。パッションダンスが2着馬につけた2馬身差はメジロマントルに次ぐが、斤量差を考えると、より価値が高いのは前者の方だ。

マイスーパーマン  94年関屋記念    13番人気 57キロ ハナ
テンジンショウグン 98年日経賞     12番人気 57キロ 1馬身1/4
ゲイリーフラッシュ 02年シルクロードS 14番人気 52キロ 1/2馬身
メジロマントル   05年鳴尾記念    10番人気 54キロ 2馬身1/2
ネイティヴハート  06年オーシャンS  14番人気 56キロ 1馬身
アサカディフィート 07年小倉大賞典   10番人気 57.5キロ 1馬身1/2
タニノマティーニ  08年キーンランドC 16番人気 56キロ 3/4馬身
ダンスアジョイ   09年小倉記念    16番人気 55キロ ハナ
ダンスインザモア  10年福島記念    12番人気 55キロ 1/2馬身
レッドスパーダ   14年京王杯SC   10番人気 56キロ 1馬身1/4
パッションダンス  16年新潟大賞典   10番人気 57キロ 2馬身

さらにもうひとつ驚かされたのが、2週前の記事で取り上げた「シンガリ大敗→重賞1着」。前走フェブラリーステークスで勝ち馬からなんと6.9秒差のシンガリ16着に敗れた馬が、ガラリ一変巻き返した。
2走前の初ダート戦、川崎記念も6.8秒差で大敗していたパッションダンスにとって、今回のコース替わりはまさに「地獄から天国」。夏の新潟記念も同様の戦略をとれば、「同一ローカル競馬場における平地ハンデ重賞4勝」の新記録を狙えるのではなかろうか…。

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