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05/19/2016

6歳以上でG1V3の大偉業

先週は8歳馬パッションダンスが新潟大賞典で達成した記録を取り上げたが、今週は7歳牝馬がヴィクトリアマイルで成し遂げた快挙を讃えたい。
大混戦の春季古馬女王決定戦を制したのは、ストレイトガール。昨年このレースで、日本の6歳以上牝馬として史上初のJRA・G1制覇を果たし(外国馬はホーリックスが6歳で89年JCを制覇)、さらに秋のスプリンターズステークスも勝った馬が、引退を撤回した今年、なんとヴィクトリアマイルを連覇して3つ目のG1タイトルを勝ち取った。
牡馬を含めても、6歳以上でJRA・G1を複数回勝つのは至難の業。86年以降の達成馬は以下の6頭だけで、ストレイトガールの「3勝」は堂々単独最多である。

ストレイトガール  15年Vマイル(6歳) 15年スプリンターズS(6歳) 16年Vマイル(7歳)
トロットサンダー  95年マイルCS(6歳) 96年安田記念(7歳)
タップダンスシチー 03年ジャパンC(6歳) 04年宝塚記念(7歳)
ダイワメジャー   07年安田記念(6歳) 07年マイルCS(6歳)
カンパニー     09年天皇賞秋(8歳) 09年マイルCS(8歳)
キンシャサノキセキ 10年高松宮記念(7歳) 11年高松宮記念(8歳)

この晩成名牝馬、デビューは意外にも早く、2歳の札幌。大敗した新馬戦から連闘で挑んだ芝1200mの未勝利戦を6番人気で勝ち上がった。しかしそこからの歩みは遅く、2勝目は翌年の函館、3勝目はその翌年の函館。怒濤の本格化は、この4歳夏から始まった。
長期休養明け2戦目&降級2戦目の500万を皮切りに、1000万、1600万、オープン特別と4連勝。そして初重賞のキーンランドカップを1番人気で2着。秋は休養にあて、12月のオープン特別と翌年2月のシルクロードステークスを連勝。5歳にして重賞初制覇を遂げた。
そしてここからは、いよいよG1級王道。さすがに連戦連勝とはいかなくなったが、5歳時の高松宮記念以降、「3-1-3-5」。馬券にならなかったのは、直線で前が塞がりほとんど追えなかった一昨年の函館スプリントステークス、香港帰り初戦の休み明けだった昨年の高松宮記念、休み明けで勝ち馬と同タイムの4着だった昨年のセントウルステークス、大外に泣いた昨年の香港スプリント、香港帰り初戦の休み明けだった今年の阪神牝馬ステークス。
すべて敗因ははっきりしており、本格化以降、力を出し切って完敗したことはまだ一度もないのだから、ヴィクトリアマイルの7番人気は過小評価だったというほかない。

父フジキセキはこれで、パーソロンの19年、ノーザンテーストとブライアンズタイムの18年に次ぐ、17年連続JRA重賞制覇。来週のダービーは、ストレイトガールの鞍上が駆るフジキセキの孫があっと言わせるかも…。

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