« 希代のハンデキャップホース | Main | 右肩上がりの同コース連勝 »

07/22/2016

ステイゴールドの季節

この数年、ステイゴールドが地味に成績を上げている。
同サイアーがJRAリーディングベストテン入りを果たしたのは11年。以後、昨年までの順位は「4→3→6→8→5」。11~12年の順位が高いのはオルフェーヴルやゴールドシップが稼ぎまくったためで(リーディングは獲得賞金で争う)、同時期の出走回数は「862→773→980→1233→1439」、総勝利数は「79→66→75→80→115」、重賞勝利数は「11→13→10→7→4」。12年以降は、出走回数と総勝利数が右肩上がりで、重賞勝利数が右肩下がり。超大物が漸減していく一方で、産駒全体が底上げされている傾向が見て取れる。
そして今年はここまで、出走回数が「844」、総勝利数が「65」、重賞勝利数が「6」で、リーディング4位。出走回数と総勝利数は自己ベストだった昨年と同等のペース、右肩下がりだった重賞勝利数はV字回復。平地G1ではまったく目立たっていないが、絶好調と言っていいのである。
そんなステイゴールドの大きな特徴のひとつが「春夏巧者」であること。1年を3か月ごとの4期に分けると、その通算勝ち星の内訳は以下のとおり。

1~3月 154勝
4~6月 219勝
7~9月 213勝
10~12月 144勝

ステイゴールドは典型的な「ダート<芝」種牡馬なので、ダートの番組が多い1~3月期の成績が落ちるのは不思議ではないが、10~12月期の成績も同等となると、「寒<暖」タイプとみるのが妥当。同じSS系の「ダート<芝」種牡馬であるダンスインザダークなどは、1~3月期の成績はやはり落ちるが(223勝)、10~12月期(272勝)は7~9月期(283勝)とほぼ同等なのだ。
しかし、この2頭をはるかに上回る、極端なまでの「ダート<芝」種牡馬、ディープインパクトはちょっと次元が違う。

1~3月 280勝
4~6月 308勝
7~9月 270勝
10~12月 322勝

真冬と真夏はおとなしく、春と秋に攻勢。まさに芝王道血統である。
一方、ステイゴールドと真逆の傾向を示す「ダート>芝」種牡馬が、クロフネ。

1~3月 321勝
4~6月 269勝
7~9月 222勝
10~12月 304勝

1~3月期が最多勝なのは、もちろんダート番組が多いからだが、10~12月期も強いとなると、「寒>暖」タイプであることは間違いあるまい。
最後にもう1頭、要注目の個性的種牡馬が、キングカメハメハ。なんと1年を通じてほとんど波がないのである。これはこれで珍しい。

1~3月 363勝
4~6月 358勝
7~9月 340勝
10~12月 356勝

夏はステイゴールドの稼ぎ時。今週は2重賞に1頭ずつ同産駒が参戦する。函館記念に続く2週連続Vはなるか…。

|

« 希代のハンデキャップホース | Main | 右肩上がりの同コース連勝 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93032/63949477

Listed below are links to weblogs that reference ステイゴールドの季節:

« 希代のハンデキャップホース | Main | 右肩上がりの同コース連勝 »