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10/21/2016

前途多難な秋華賞馬

1番人気のオークス3着馬は2走ボケとしか思えぬ惨敗を喫し、2番人気の桜花賞馬は内を突いたのがあだとなり僅差4着。82年以来、実に34年ぶりの「オークス1、2着馬不在の牝馬3冠目」は、34年前と同じく春クラシック不出走馬のワンツー決着となった。
勝ったのは、2走前500万1着、前走トライアル2着で出走にこぎ着けた3番人気ヴィブロス。相手に恵まれたおかげで、同馬の口には「ぼた餅」ならぬ「歴史的記録」が落ちてきた。86年以降、G1以外の重賞で二桁着順に敗れたのち、3歳G1を制した馬は以下の9頭。このうちヴィブロスだけが、二桁着順を2回も喫しているのだ。

タレンティドガール 87年フラワーC11着→エリザベス女王杯1着

キョウエイタップ  90年4歳牝馬特別10着→エリザベス女王杯1着

ライスシャワー   91年新潟3歳S11着→92年菊花賞1着

タイキフォーチュン 95年ラジオたんぱ杯3歳S11着→96年NHKマイルC1着

チアズグレイス   00年チューリップ賞10着→桜花賞1着

デルタブルース   04年青葉賞13着→菊花賞1着

ブラックエンブレム 08年ローズS15着→秋華賞1着

オルフェーヴル   10年京王杯2歳S10着→11年牡馬3冠

ヴィブロス     16年チューリップ賞12着・フラワーC12着→秋華賞1着

ヴィブロスは、デビュー以来415キロ以上で走ったことがないチビッ子。86年以降、420キロ未満でG1を勝った馬は以下の11頭しかいない。ヴィブロスの「414キロ」は3番目に軽く、00年以降では最軽量。牝馬でも500キロ超の大型馬が珍しくなくなった昨今では、これまた目を引く快挙である。

390キロ スエヒロジョウオー 92年阪神3歳牝馬S

410キロ ルグロリュー    87年ジャパンカップ
     アドラーブル    92年オークス

414キロ サンドピアリス   89年エリザベス女王杯
     エイシンサニー   90年オークス
     ヴィブロス     16年秋華賞

416キロ タレンティドガール 87年エリザベス女王杯
     ドリームジャーニー 06年朝日杯FS

418キロ キストゥヘヴン   06年桜花賞
     ジョワドヴィーヴル 11年阪神JF
     レッドリヴェール  13年阪神JF

G2orG3二桁着順後に3歳G1を勝った牡馬4頭のうち、早熟マル外だったタイキフォーチュン以外の3頭は、その後もG1タイトルを獲得した。対してヴィブロス以外の牝馬4頭は、当該G1が最後の重賞勝利。また、ヴィブロス以前に420キロ未満でG1を勝った牝馬8頭のうちキストゥヘヴン以外の7頭は、当該G1が最後の勝ち星。ヴィブロスの前途はかなり多難に見えるが、はたして…。

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