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11/11/2016

今や貴重な重ハンデV

近10年、6頭の連対馬(アドマイヤジュピタ・スクリーンヒーロー・ジャガーメイル・アーネストリー・トーセンジョーダン・ゴールドアクター)がその後G1を制している出世レース、アルゼンチン共和国杯。今年は、トップハンデ58キロを背負った2番人気の4歳馬、シュヴァルグランが制覇。この実績はなかなかのものである。
グレード制導入以降、ハンデ戦のG2は、目黒記念、アルゼンチン共和国杯、日経新春杯(94年~)、京都記念(~93年)、鳴尾記念(~96年)の計112レースが行なわれた。そのうち58キロ以上のトップハンデ馬が勝ったのは、以下の14レース。

86年京都記念   スダホーク     58.5㎏
88年京都記念   カシマウイング   58.5㎏
88年AR共和国杯 レジェンドテイオー 58.5㎏
88年鳴尾記念   ヤエノムテキ    58㎏
89年鳴尾記念   ミスターシクレノン 59㎏
91年目黒記念   カリブソング    60.5㎏
94年目黒記念   ナリタタイシン   58.5㎏
99年日経新春杯  メジロブライト   59.5㎏
99年目黒記念   ローゼンカバリー  58㎏
00年目黒記念   ステイゴールド   58㎏
01年日経新春杯  ステイゴールド   58.5㎏
07年目黒記念   ポップロック    58.5㎏
12年日経新春杯  トゥザグローリー  58.5㎏
16年AR共和国杯 シュヴァルグラン  58㎏

しかし、目を引く実績ではあるものの、上記の勝ち馬のうち、その後JRA・G1を制したのはヤエノムテキ(90年天皇賞秋)だけである。同馬はそれ以前にもG1を勝っており(88年皐月賞)、58キロで鳴尾記念を制したのは、なんと3歳時。それほどの大物でないと、その後のG1勝ちは期待できないということか。ちなみに、86年以降、JRA古馬平地重賞で58キロ以上背負った3歳馬は、以下のわずか3頭。芝ではヤエノムテキしかいない。

88年鳴尾記念 ヤエノムテキ 58㎏ 1番人気1着
09年武蔵野S テスタマッタ 58㎏ 4番人気11着
15年武蔵野S ノンコノユメ 58㎏ 2番人気1着

オールドファンならピンとくるだろうが、近年のハンデ戦は、格上実績馬の参戦を促すためだろう、酷量を課すことが珍しくなっている。G1での最重量58キロ(天皇賞春秋・安田記念・宝塚記念)を超える58.5キロ以上を平地ハンデ戦で課された馬の「年代別頭数」は以下のとおり。

86~95年 243頭(重賞98頭)
96~05年  89頭(重賞47頭)
06~15年  81頭(重賞40頭)

今年ここまで平地ハンデ重賞で58.5キロ以上を背負った馬は、フェイムゲーム(ダイヤモンドS2着・58.5㎏)、スノードラゴン(CBC賞6着・58.5㎏)の2頭。残る平地ハンデ重賞は3レースで、今週の福島記念のトップハンデはマイネルラクリマの57.5キロ。ターコイズステークスとチャレンジカップで酷量を背負う馬は、はたして現れるか…。

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