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12/09/2016

連覇よりすごい2着3回

いまや完全に“ニッチ分野”となった長距離重賞は、毎度毎度似たような顔ぶれになるからだろう、近5年でなんと5頭もの連覇達成馬が誕生している。

天皇賞春    フェノーメノ (13~14年)
阪神大賞典   ゴールドシップ(13~15年・3連覇)
ダイヤモンドS フェイムゲーム(14~15年)
ステイヤーズS デスペラード (13~14年)
ステイヤーズS アルバート  (15~16年)

ステイヤーズステークスに至っては、目下4年、2頭連続。しかしそれ以上に今年の同レースで驚かされたのが、ファタモルガーナの「1年置き3回目の2着」。86年以降、同一JRA重賞で3回2着に来た馬は5頭いるが、1年置きで果たしたのは同馬しかいない。

ヤマニンフォックス 愛知杯     93年(5歳)・94年(6歳)・95年(7歳)
ロサード      北九州記念   00年(4歳)・01年(5歳)・02年(6歳)
トウショウナイト  日経賞     05年(4歳)・07年(6歳)・08年(7歳)
ワンダーアキュート JCダート   11年(5歳)・12年(6歳)・13年(7歳)
ファタモルガーナ  ステイヤーズS 12年(4歳)・14年(6歳)・16年(8歳)

ほかにもファタモルガーナは、いくつかの怪記録を保持している。
同馬は昨年のダイヤモンドステークスも2着に来ており、JRA芝3000m以上重賞の2着が通算4回。これは86年以降最多で、ほかには2着3回の馬もいないから(2着2回は22頭)、自身のレコードを更新ということになる。さらに同馬は、今年のダイヤモンドステークスで3着に来ており、JRA芝3000m以上重賞の2~3着が通算5回。これは86年以降、トウカイトリックの7回に次いで単独2位だ。
ディープインパクト産駒が長距離重賞を勝てないというジンクスは、サトノダイヤモンドの菊花賞制覇でついに破れ、通算「1-9-5-38」となった。そのうちなんと「0-4-1-3」がフォタモルガーナで、同馬の通算8戦は、サトノノブレス、ラストインパクトの4戦をダブルスコアで離すダントツ。中長距離の王道を歩むエリート産駒にはなし得ない芸当である。

去勢やら屈腱炎やらがあったため、8歳ながらキャリアはまだ24戦にすぎない、オールドタイプの晩成ステイヤー。12歳まで走り、通算63戦でJRA芝3000m以上重賞「3-2-5-17」のトウカイトリックにどこまで近づけるか、要注目だ。

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