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01/13/2017

無冠返上への第一歩

西の開幕重賞を制したのは、ダントツ人気の明け4歳馬、エアスピネル。新馬とデイリー杯を連続圧勝してクラシック有力候補と目されながら、その後の王道「朝日杯→弥生賞→皐月賞→ダービー→神戸新聞杯→菊花賞」はすべて2~5着。“最強世代”に生を受けたことを恨むしかなかった素質馬の約14か月ぶりの勝ち星に、陣営はさぞかし溜飲を下げたことだろう。
グレード制導入以降、2歳G1と3歳3冠ですべて掲示板に載った馬は、2冠目にNHKマイルカップを選んだラインクラフトを含むと、以下の18頭。うち牡馬は6頭にすぎず、94年以降ではローズキングダムとエアスピネルのみ。牡馬クラシック候補の多くが2歳時から1800~2000mを主体に使われる現代競馬にあって、マイルから3000mまでをハイレベルでこなす能力は、もっと注目されるべきではなかろうか。

ゴールドシチー
86年阪神3歳S1着→87年皐月賞2着→ダービー4着→菊花賞2着

ミホノブルボン
91年朝日杯3歳S1着→92年皐月賞1着→ダービー1着→菊花賞2着

ビワハヤヒデ
92年朝日杯3歳S2着→93年皐月賞2着→ダービー2着→菊花賞1着

ナリタブライアン
93年朝日杯3歳S1着→94年皐月賞1着→ダービー1着→菊花賞1着

メジロドーベル
96年阪神3歳牝馬S1着→97年桜花賞2着→オークス1着→秋華賞1着

チアズグレイス
99年阪神3歳牝馬S4着→00年桜花賞1着→オークス2着→秋華賞4着

テイエムオーシャン
00年阪神3歳牝馬S1着→01年桜花賞1着→オークス3着→秋華賞1着

ヤマカツリリー
02年阪神JF2着→03年桜花賞4着→オークス4着→秋華賞3着

ヤマニンシュクル
03年阪神JF1着→04年桜花賞3着→オークス5着→秋華賞2着

スイープトウショウ
03年阪神JF5着→04年桜花賞5着→オークス2着→秋華賞1着

ラインクラフト
04年阪神JF3着→05年桜花賞1着→NHKマイルC1着→秋華賞2着

アサヒライジング
05年阪神JF5着→06年桜花賞4着→オークス3着→秋華賞2着

ウオッカ
06年阪神JF1着→07年桜花賞2着→ダービー1着→秋華賞3着

ブエナビスタ
08年阪神JF1着→09年桜花賞1着→オークス1着→秋華賞3着

アパパネ
09年阪神JF1着→10年桜花賞1着→オークス1着→秋華賞1着

ローズキングダム
09年朝日杯FS1着→10年皐月賞4着→ダービー2着→菊花賞2着

ホエールキャプチャ
10年阪神JF2着→11年桜花賞2着→オークス3着→秋華賞3着

エアスピネル
15年朝日杯FS2着→16年皐月賞5着→ダービー4着→菊花賞3着

この18頭のうち無冠に終わったのは4頭。うち3頭は牝馬で、牡馬はエアスピネルのみ。ナリタブライアンとアパパネの「全勝」はもちろん大偉業だが、エアスピネルのこの記録もある意味歴史的。ぜひ記憶にとどめたい。
ちなみに、2歳G1、3歳3冠、NHKマイルカップの皆勤馬は、いまのところピンクカメオただ1頭である。

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