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02/02/2017

砂の剃刀馬

芝と違ってダートはヨーイドンの瞬発力勝負になりづらい。86年以降、33秒台の上がりを繰り出した馬は以下の3頭だけだ。

33.7秒 ナガラオリオン  16年オータムリーフS(京都ダ1200m不)2着
33.8秒 マルカベンチャー 12年天保山S    (阪神ダ1200m稍)2着
33.9秒 トウカイチャーム 14年500万下平場   (函館ダ1000m重)9着

しかしこの3頭はすべて当該レースを負けている。しかも道悪。「1着時」に限ると最速馬は以下のとおり。

34.0秒 クリノビリオネア 09年1000万特別(札幌ダ1000m良)

驚くべきことに、このレースは良馬場。すなわち、クリノビリオネアがマークした「34.0秒」は、86年以降のダート勝ち馬による最速上がり3ハロン。その反動もあったか、同馬はこれが最後の勝ち星となり、準オープンでは掲示板すらなかったが、人知れず(?)歴史に名を留めているのである。
先週は重賞で、この「ダート超高速上がりV」を見ることができた。根岸ステークスを直線一気で制したカフジテイクの上がりは、なんと「34.5秒」。オープンクラスを高速上がりで勝ちきるのは当然、至難の業であり、34秒台の上がりで勝った馬は86年以降、31頭。良馬場に限ると、同馬がまだ13頭目だ。

34.3秒 ブロードアピール  00年根岸S     東京ダ1200m
    ブロードアピール  02年ガーネットS  東京ダ1200m

34.5秒 エスケーカントリー 08年ブリリアントS 東京ダ2100m
    カフジテイク    17年根岸S     東京ダ1400m

34.6秒 メイショウマシュウ 13年根岸S     東京ダ1400m

34.7秒 ノンコノユメ    15年青竜S     東京ダ1600m

34.8秒 ミリオンセンプー  90年白樺賞     札幌ダ1000m

34.9秒 エーコートランス  90年根岸S     東京ダ1200m
    ワールドワイド   11年天王山S    阪神ダ1200m
    シルクフォーチュン 11年プロキオンS  京都ダ1400m
    シルクフォーチュン 12年根岸S     東京ダ1400m
    ヴォーグトルネード 14年ブリリアントS 東京ダ2100m
    レーザーバレット  15年京葉S     中山ダ1200m

唯一の牝馬ブロードアピールは、最速の「34.3秒」をなんと2回もマーク。それも6歳時と8歳時。G1はJBCスプリント2着が最高だが、通算13勝、6歳以降に重賞6勝。歴史に残る名牝と言っていいだろう。
同馬にあと0.2秒まで迫ったカフジテイクの次走は、もちろんフェブラリーステークス。1ハロン延長のG1で再度「超高速上がりV」をやってのけたら途轍もない快挙だが、はたして…。

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