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02/17/2017

前途洋々アドマイヤミヤビ

好メンバーが顔を揃えたクイーンカップは、期待に違わぬハイレベル決着となった。アドマイヤミヤビの勝ちタイム「1分33秒2」は、昨年のメジャーエンブレムの「1分32秒5」に次いで歴代2位。指数化するとほぼ同等。ソウルスターリングとリスグラシューの2強ムードに待ったをかけるクラシック候補の誕生だ。
JRAで最も“能力検定”に相応しいコース、東京芝1600mの世代限定オープンを「1分33秒5」以下で勝った馬は、86年以降、のべ17頭を数えるが、そのうち14頭はNHKマイルカップの勝ち馬。他のレースでは以下の3頭だけである。

14/10/11 いちょうS クラリティスカイ  1分33秒5
16/02/13 クイーンC メジャーエンブレム 1分32秒5
17/02/11 クイーンC アドマイヤミヤビ  1分33秒2

クラリティスカイもメジャーエンブレムもその後NHKマイルカップを制した。距離延長歓迎のアドマイヤミヤビは、桜花賞のあとは東京芝2400mのG1へ向かうに違いない。もちろん有力候補として。

同馬の実績でもうひとつ目を引くのは、前走、2歳500万条件の百日草特別1着だ。00年以降、新馬と未勝利を除く2歳牡牝混合芝2000m戦を勝った牝馬は、以下の6頭しかいない。

02/12/07 エリカ賞  (阪神芝2000m)アドマイヤグルーヴ
02/12/22 ホープフルS(中山芝2000m)マイネヌーヴェル
07/12/08 エリカ賞  (阪神芝2000m)アルスノヴァ
11/12/11 エリカ賞  (阪神芝2000m)ヴィルシーナ
14/11/09 百日草特別 (東京芝2000m)ルージュバック
16/11/06 百日草特別 (東京芝2000m)アドマイヤミヤビ

当該レースがラストランとなったアルスノヴァ以外の5頭は、すべて翌年重賞ウィナーに。今後も、この「2歳牡牝混合500万条件以上芝2000m戦V」いうハードルをクリアした牝馬には要注意である。
ただし、残念ながらエリカ賞は現在行なわれていない。タヤスツヨシ、アドマイヤベガ、キングカメハメハ、エイシンフラッシュなども送り出した出世レースだが、ラジオNIKKEI杯が移行する形でG2に昇格した中山のホープフルステークスに有力馬を集めるため、15年から“休止”ということになっている。それに替わる阪神芝2000mの500万平場を制したのは、15年がサトノダイヤモンド、16年がダノンディスタンス。いずれこのレースを勝つ牝馬も現れるだろう。
14年から2000m戦になった百日草特別は、1800m戦の時代もしばしば大物を輩出していたが、牝馬の勝ち馬は2000m戦になってから。その1頭ルージュバックは、牝馬どうしのレースは5戦5敗なのに、重賞3勝含む全5勝を牡馬相手にあげている。牝馬相手にあっさり重賞初制覇を果たしたアドマイヤミヤビが女傑となる日も遠くないか…。

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