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06/01/2017

ホールオブフェームな1勝

ダービーデーの最終レースとしてすっかり定着した目黒記念。今年この古馬ハンデG2を制したのは、ダービージョッキーを背にした8番人気フェイムゲーム。個人的にはダービーよりもこちらの結果の方が、マニア心をそそられた。

このレースで同馬が背負ったハンデは58キロ。86年以降、JRA平地ハンデ重賞を58キロ以上で勝った馬はのべ73頭を数えるが、そのうち39頭は1番人気。つまり「人気の格上馬は強い」ということ。5番人気以下だったのは以下の9頭にすぎない。

5番人気
91年金杯(東) カリブソング (5歳牡・59キロ) 
97年新潟大賞典 マイヨジョンヌ(7歳牡・58キロ)
01年日経新春杯 ステイゴールド(7歳牡・58.5キロ)

6番人気
87年金杯(西)   ドウカンヤシマ  (7歳牡・58.5キロ)
92年ダイヤモンドS ミスターシクレノン(7歳牡・59キロ)
03年京成杯Aハンデ ブレイクタイム  (6歳牡・58キロ)

7番人気
11年マーチS テスタマッタ (5歳牡・58キロ)
14年中京記念 サダムパテック(6歳牡・58キロ)

8番人気
17年目黒記念 フェイムゲーム(7歳牡・58キロ)

8番人気Vは、86年以降のレコード更新。休み明けでやってのけたフェイムゲームも、テン乗りで導いたルメールも大したものである。

偉業はもうひとつある。昨年、宝塚記念を最下位に沈んだあと去勢手術を受けたフェイムゲームにとって、この重賞5勝目はセン馬になってから初のタイトル。86年以降、JRA重賞を制したセン馬は49頭を数えるが(外国馬を除く)、そのうち去勢前も重賞を勝っていたのは同馬だけなのだ。
このことは大きく注目されていいだろう。ほんのひと握りの主流血統馬しか種牡馬になれず、生産頭数が最盛期の7割以下にまで減少している現在、日本の競馬界も去勢によって「馬資源」をもっと有効活用すべきではなかろうか。フェイムゲームのエポックメイキングな“去勢前後重賞V”が、その端緒となることを期待したい。

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