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07/07/2017

前途洋々の54キロV

函館芝1800mで行なわれる3歳以上オープン特別、巴賞。その歴史は古く、第1回はなんと1962年。クイーンステークスの「秋の関東」時代を除けば、現行北海道オープン競走中、最古のレースである。
今年の覇者サトノアレスを管理する藤沢師は、この伝統の一戦が大得意。「のべ21頭」の出走は、伊藤雄二元師の「のべ12頭」を大きく離して、86年以降のダントツレコード。「通算5勝」は、同元師と並ぶ4勝から抜け出して、86年以降の単独トップ。勝ち馬5頭がすべて1番人気というのも驚きだ。

96年プレストシンボリ(4歳牡/1番人気)
03年ウインシュナイト(5歳牡/1番人気)
04年シェルゲーム  (3歳牡/1番人気)
16年レッドレイヴン (6歳牡/1番人気)
17年サトノアレス  (3歳牡/1番人気)

残念ながらサトノアレス以前の4頭はその後重賞には手が届かず、プレストシンボリ以外の3頭は当該巴賞が最後の勝ち星となってしまったが、サトノアレスには大きな期待をかけたくなる。
その根拠は、同馬が背負った斤量。86年以降、アラブ戦を除く牡牝混合の北海道オープン競走を54キロ以上(牝馬は52キロ以上)で制した3歳馬は以下のとおりだ。

86年函館記念     (函館芝2000m)ニッポーテイオー  55キロ
88年函館記念     (函館芝2000m)サッカーボーイ   56キロ
88年UHB杯     (函館芝1800m)ヤエノムテキ    57キロ
89年札幌日刊スポーツ杯(函館芝1200m)コクサイリーベ   52キロ
90年シーサイドS   (函館ダ1700m)メルシーアトラ   55キロ
92年札幌記念     (札幌芝2000m)サンエイサンキュー 52キロ
95年マリーンS    (函館芝1200m)ニホンピロスタディ 54キロ
00年札幌日刊スポーツ杯(函館芝1000m)テネシーガール   52キロ
06年札幌記念     (札幌芝2000m)アドマイヤムーン  54キロ
14年札幌記念     (札幌芝2000m)ハープスター    52キロ
17年巴賞       (函館芝1800m)サトノアレス    54キロ

芝1800~2000m戦を勝った牡馬に限ると、サトノアレス以外の4頭、ニッポーテイオー、サッカーボーイ、ヤエノムテキ、アドマイヤムーンはすべて、その後古馬G1を制している。秋以降の大舞台で要注意の藤沢厩舎所属3歳馬は、ソウルスターリングとレイデオロだけではない。

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