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12/26/2017

名馬3頭にアッパレを

有馬記念ウィークの3重賞は、すべてエポックメイキングな結果となった。

まず、総決算のグランプリ。これがキャリア20戦目のキタサンブラックが、数々の大記録で有終の美を飾った。
生涯獲得賞金「18億7684万3000円」は、テイエムオペラオーを抜いてJRA歴代1位。年間獲得賞金「8億934万円」は、テイエムオペラオーに次いでJRA歴代2位。JRA・G1通算7勝は、グレード制導入以降、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカに並ぶ最多タイ。JRA古馬G1通算6勝は、テイエムオペラオーに並ぶ最多タイ。JRA牡牝混合G1での3着以内通算12回は、テイエムオペラオーの13回に次ぎ、オグリキャップ、スペシャルウィーク、ゼンノロブロイの9回を離して単独2位。
武豊のイメージが強いが、コンビを組んだのは4歳以降。3歳時の主戦は、菊花賞を制した北村宏。ほかには3人が騎乗し、浜中で皐月賞3着、初めて逃げ戦法を試みた横山典で有馬記念3着。そして、ほとんど注目されていないが、新馬戦はその1か月後に亡くなった後藤浩輝で1着。これが、武豊と北村宏以外であげた唯一の勝ち星である。

G1ホース3頭を含む重賞ウィナー9頭が出走した定量G2、阪神カップを制したのは、6歳馬イスラボニータ。こちらはキャリア25戦目のラストランをコースレコードVで飾った。
同馬が獲得したG1タイトルは皐月賞だけだが、安定感は素晴らしく、掲示板を外したのは、3歳時のジャパンカップ、5歳時の中山記念、そして今年の安田記念だけ。キタサンブラックの「4着以下2回」には負けるが、こらちは二桁着順が一度もない。
キャリアを通じて蛯名とルメールの二人しか手綱を取っていないのは、今どきの一流馬としては珍しい。年齢の割に数使わなかったこともそうだが、栗田博師の“信念”のようなものが伝わってくる。その師は来年2月で定年。タレンティドガール、ヤマニンゼファー、シンコウフォレストなどでもG1を勝っているが、イスラボニータに対する感慨はひとしおだろう。

個人的に最も目を引いたのは、昨年5戦4勝、今年4戦4勝の怪物ジャンパー、オジュウチョウサン
86年以降、障害通算11勝は、メジロワース、コウエイトライと並ぶ最多タイ。障害グレード制導入以降、障害重賞通算8勝は、コウエイトライと並ぶ最多タイ。しかも、テイエムオペラオーと並ぶ重賞8連勝。障害G1通算4勝は、カラジを抜いて単独最多。2年連続の春秋障害G1制覇ももちろん初。そしてこの中山大障害の単勝支持率68.31%は、障害重賞におけるレコードだ。
同馬のほかに今年JRA・G1を複数回勝ったのは、キタサンブラックとゴールドドリームだけ。年度代表馬はキタサンで決まりだが、オジュウチョウサンには特別賞の価値は十分ある。今後は数々の記録をさらに伸ばし、グランドマーチスに次ぐ史上2頭目の「殿堂入り障害馬」を目指してほしい。

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