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01/18/2018

高齢馬の初タイトル

馬主の懐事情の悪化や、育成技術の向上によって、サラブレッドの競走馬寿命は明らかに伸び(伸ばされ)ている。高齢になってから芝で重賞初制覇を果たす馬が増えているのはそのせいだろう。
この手の馬は、年齢相応の「苦節○戦」というタイプばかりじゃない。2000年以降、6歳以上でJRA芝重賞初制覇を果たした日本馬は71頭を数えるが、そのうち以下の24頭は当該重賞が通算20戦目以下。先週日経新春杯を制したパフォーマプロミスは、わずか12戦目での初戴冠だった。

ロードクロノス   6歳20戦目 01年中京記念
マイネサマンサ   6歳20戦目 06年京都牝馬S
ミトラ       6歳20戦目 14年福島記念
サクラアンプルール 6歳20戦目 17年札幌記念
トランスワープ   7歳19戦目 12年函館記念
ブロードアピール  6歳18戦目 00年シルクロードS
ゴールデンダリア  6歳18戦目 10年新潟大賞典
ジャガーメイル   6歳18戦目 10年天皇賞春
クリスザブレイヴ  7歳18戦目 01年富士S
ウインラディウス  6歳17戦目 04年東京新聞杯
マッキーマックス  6歳17戦目 06年ダイヤモンドS
ジョリーダンス   6歳17戦目 07年阪神牝馬S
ケイティラブ    6歳17戦目 10年アイビスSD
ダイワレイダース  6歳16戦目 05年七夕賞
アクシオン     6歳16戦目 09年鳴尾記念
ニシノブルームーン 6歳16戦目 10年中山牝馬S
ダンスディレクター 6歳16戦目 16年シルクロードS
ミスズシャルダン  6歳15戦目 01年小倉大賞典
サンプレイス    6歳15戦目 01年新潟記念
トーホウシデン   6歳13戦目 03年中山金杯
シンゲン      6歳13戦目 09年新潟大賞典
パフォーマプロミス 6歳12戦目 18年日経新春杯
ヴァンセンヌ    6歳11戦目 15年東京新聞杯
ステイインシアトル 6歳10戦目 17年鳴尾記念

パフォーマプロミスより少ないキャリアで勝った馬は2頭いるが、パフォーマプロミスはそれまでオープン経験すらなかった。2000年以降、ほかにオープン未経験でJRA芝重賞初制覇を果たした6歳以上馬は2頭、重賞未経験で同初制覇を果たした6歳以上馬も2頭しかいない。

オープン未経験
グラスワールド 6歳28戦目 02年ダービー卿CT
ケイティラブ  6歳17戦目 10年アイビスSD

重賞初挑戦
エムオーウイナー 6歳28戦目 07年シルクロードS
トーキングドラム 7歳21戦目 17年阪急杯

もちろん、多くのキャリアを積み重ねて花開いた高齢馬もいる。2000年以降、通算40戦目以上でJRA芝重賞初制覇を果たした6歳以上馬は以下の8頭。

ゲイリーフラッシュ 9歳62戦目 02年シルクロードS
ユキノサンロイヤル 8歳53戦目 05年日経賞
ブルーショットガン 7歳47戦目 06年阪急杯
ネコパンチ     6歳47戦目 12年日経賞
スプリングドリュー 7歳44戦目 07年福島牝馬S
フジサイレンス   6歳42戦目 06年東京新聞杯
エーシンジーライン 7歳40戦目 12年小倉大賞典
ネイティヴハート  8歳40戦目 06年オーシャンS

パフォーマプロミスのように大事に使われて重賞初制覇を果たす高齢馬は今後も少なからず現れるだろうが、ゲイリーフラッシュの「9歳62戦目」はおそらく空前絶後の記録だろう。
今週のアメリカJCCには重賞未勝利の7歳以上馬が4頭出走するが、はたして…。

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