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04/26/2018

樫の新星誕生

レースレコードで決着した今年の桜花賞はハイレベル。1~3着を占めた1~3人気馬はオークスでも引き続き有力視されるが、再度の「3強」ムードに待ったをかける新星が現れた。フローラステークスで強烈な勝ちっぷりを見せつけたサトノワルキューレである。

デビュー戦は秋の京都。芝1800m、牡馬相手、道悪という条件で、なんと単勝1.8倍のダントツ人気に応えた。2戦目は1回京都の500万特別。またも牡馬相手で、今度は芝2400m戦。キャリア1戦の休み明けでこの条件はさすがに厳しく、牡馬2頭の後塵を拝したが、叩き2戦目の阪神芝2400m戦では牡馬をあっさり退けた。
そんな牝馬にとって、牝馬どうしの重賞が壁になるはずもない。出遅れもあって道中は最後方。直線に向くと大外から一気にギアを上げて鬼脚炸裂。最後の数完歩は流す余裕を見せながら、2000m戦になって以降最速のタイムで快勝した。
1800m→2400m→2400m→2000mと使われて、4戦3勝、3着1回。まだ牝馬に先着されたことはなく、東京コースの瞬発力勝負も経験済み。この実績は驚異的である。

86年以降、オークスまでに2000m以上戦を2勝した牝馬は、以下の7頭(3勝以上はゼロ)。2勝のうち重賞を含んでいるのはキョウワホウセキとサトノワルキューレのみ。キョウワホウセキはオークストライアル快勝後、本番で2着に来た。

ラブリーサンライズ
87/3/29 400万平場(阪神芝2000m)
87/4/18 はなみずき賞(400万・阪神芝2200m)

シルクマリア
87/5/03 端午賞(400万・京都芝2000m)
87/5/23 菩提樹特別(900万・京都芝2000m)

キョウワホウセキ
92/4/12 忘れな草賞(OP・阪神芝2000m)
92/5/03 4歳牝馬特別(G2・東京芝2000m)

メイショウヤエガキ
95/12/02 エリカ賞(500万・阪神芝2000m)
95/12/24 ホープフルS(OP・中山芝2000m)

アドマイヤグルーヴ
02/12/7 エリカ賞(500万・阪神芝2000m)
03/3/22 若葉S(OP・阪神芝2000m)

ユウキャラット
02/3/09 ゆきやなぎ賞(500万・阪神芝2000m)
02/4/07 忘れな草賞(OP・阪神芝2000m)

サトノワルキューレ
18/3/10 ゆきやなぎ賞(500万・阪神芝2400m)
18/4/22 フローラS(G2・東京芝2000m)

86年以降、JRA芝重賞を「上り33.5秒以下」かつ「4角10番手以下」で勝った3歳牝馬は、以下ののべ9頭。G1以外の3レースは3冠トライアル。シンハライトは桜花賞で2着、ラビットランは秋華賞で4着に来た。

シーザリオ     05年オークス  上り33.3秒 4角12番手
ブエナビスタ    09年桜花賞   上り33.3秒 4角16番手
ハープスター    14年桜花賞   上り32.9秒 4角18番手
シンハライト    16年チューリップ賞  上り33.0秒 4角11番手
ジュエラー     16年桜花賞   上り33.0秒 4角17番手
シンハライト    16年オークス  上り33.5秒 4角14番手
ラビットラン    17年ローズS  上り33.5秒 4角13番手
アーモンドアイ   18年桜花賞   上り33.2秒 4角16番手
サトノワルキューレ 18年フローラS 上り33.4秒 4角14番手

フローラステークス(4歳牝馬特別)とオークスを連勝した馬は、10年のサンテミリオン(オークスはアパパネと同着)が最後。本番単独Vとなると87年のマックスビューティまでさかのぼるが、一昨年はチェッキーノ、昨年はモズカッチャンが2着に来て“上げ潮ムード”。サトノワルキューレの連勝確率はかなり高いとみるがはたして…。

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