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08/23/2018

価値あるG2V3

G1以外の定量重賞は、ほかには阪神カップだけ。1着賞金7,000万円は、G1以外の最高額。G1昇格も噂される札幌記念は、まさに“最もG1に近いG2”だ。
今年この格高2000m重賞を制したのは、マイルチャンピオンシップ3着、安田記念5着のマイラー、サングレーザー。ホープフルステークス5着以来の1600m超戦を、マカヒキ、モズカッチャン相手に見事勝ち切った。これで重賞は、スワンステークス、マイラーズカップに続いて3勝目。すなわち、1400m、1600m、2000mの古馬G2を制覇。これは大変な快挙である。
近年、マイラーが2000mをこなす例は珍しくないが、当然その手のマイラーは「中距離寄り」。サングレーザーのように1400m重賞を勝っているマイラーは、一般的には「スプリント寄り」であるため、ハイレベルの2000m重賞を勝つのは相当難しい。86年以降、1400m、1600m、2000mの3カテゴリーで古馬G2以上を制した馬は以下の5頭しかおらず、サングレーザー以外の4頭はすべてG1ウィナー。同馬の戴冠も時間の問題か。
ちなみに、この5頭のうちバンブーメモリーのみ「1400~2000m」外の古馬重賞を勝っている。しかもG1。こんな実績を残す馬は、もう二度と現れないかもしれない。

ニッポーテイオー
1400m スワンS 京王杯SC
1600m 安田記念 マイルCS
2000m 天皇賞秋

バンブーメモリー
1400m スワンS
1600m 安田記念
2000m 高松宮杯

ヤマニンゼファー
1400m 京王杯SC
1600m 安田記念2勝
2000m 天皇賞秋

タイキブリザード
1400m 京王杯SC
1600m 安田記念
2000m 産経大阪杯

サングレーザー
1400m スワンS
1600m マイラーズC
2000m 札幌記念

サングレーザーは3歳時にマイルチャンピオンシップ3着、4歳時に安田記念5着。この実績も同馬の将来性を後押しする。過去マイルチャンピオンシップで3着以内に来た3歳馬は19頭。そのうち翌年の安田記念に出走したのは以下の9頭。このうち2レースとも掲示板に載ったのは5頭で、サングレーザー以外の4頭はすべてG1ホースだ。

ニッポーテイオー  2着→2着
シンコウラブリイ  2着→3着
ドージマムテキ   3着→13着
ヒシアケボノ    3着→3着
タイキシャトル   1着→1着
トーヨーレインボー 3着→15着
アグネスデジタル  1着→11着
ダンスインザムード 3着→18着
サングレーザー   3着→5着

秋はおそらく天皇賞秋からマイルチャンピオンシップ。開花した異能のマイラーは、さらなる高みに到達するか…。

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