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01/31/2019

頂点目前ダノンスマッシュ

昨秋の京阪杯に続いてシルクロードステークスも、ダノンスマッシュが1番人気で制覇。2着馬につけた着差は、前走が「13/4馬身=0.3秒差」、今回が「11/4馬身=0.2秒差」。この2走のパフォーマンスによって、同馬は大物スプリンターの仲間入りを果たした。

86年以降、芝1200mのJRA古馬重賞を「1番人気」「0.2秒以上差」で勝った馬はのべ33頭。そのうち3歳馬は以下の6頭。55キロ背負ったダノンスマッシュ以外の3頭はすべてG1ホースである。

エイシンワシントン 94年セントウルS   54㎏
ヒシアケボノ    95年スプリンターズS 55㎏
タイキシャトル   97年スプリンターズS 55㎏
グランプリエンゼル 09年函館スプリントS 51㎏
ロードカナロア   11年京阪杯      55㎏
ダノンスマッシュ  18年シルクロードS  55㎏

86年以降、芝1200mのJRA古馬重賞を「1番人気」「0.2秒以上差」で2勝以上した馬は以下の7頭。ダノンスマッシュ以外の6頭はすべてG1ホースで、うち4頭はG1を2回以上勝っている。

ロードカナロア   11年京阪杯      12年シルクロードS  13年高松宮記念
サクラバクシンオー 94年ダービー卿CT  94年スプリンターズS
マサラッキ     97年函館スプリントS 98年阪急杯
ビリーヴ      02年セントウルS   03年函館スプリントS
スリープレスナイト 08年北九州記念    08年スプリンターズS
ファインニードル  17年セントウルS   18年セントウルS
ダノンスマッシュ  18年京阪杯      19年シルクロードS

86年以降、芝1200mのJRA古馬ハンデ重賞を「1番人気」「0.2秒以上差」「56キロ(牝馬は54キロ)以上」で勝った馬は以下の4頭。ダノンスマッシュ以外の3頭はすべてG1ホースである。

マサラッキ     98年阪急杯     58㎏  1番人気
スリープレスナイト 08年北九州記念   56㎏  1番人気
ロードカナロア   12年シルクロードS 57㎏  1番人気
ダノンスマッシュ  19年シルクロードS 56.5㎏ 1番人気

ダノンスマッシュのほかに上記3つの実績をすべてそなえるのは、その父ロードカナロアのみ。2頭に共通するのは、3歳時京阪杯と4歳時シルクロードステークスの連勝だけじゃない。最強スプリンターの血は、早くもファーストクロップの1頭にしっかりと受け継がれている。
ダノンスマッシュのG1制覇は約束されたも同然だ。

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01/25/2019

久々上等 直行歓迎

キャリア3戦、ラジオNIKKEI賞以来の休み明け、という超異例の臨戦過程で挑んだ菊花賞を、7番人気で制したフィエールマン。4歳緒戦は一転、単勝1.7倍のダントツ人気に支持されたが、奇しくも、前走の自身と同じ「休み明けの7番人気」に勝たれてしまった。
その勝ち馬シャケトラの前走は有馬記念。あれ?出走してたっけ?と思って馬柱を見直すと、ブラストワンピースが制したひと月前のグランプリではなく、キタサンブラックが有終の美を飾った一昨年のグランプリ。なんと「中55週」、約1年と1か月ぶりの衝撃Vだ。
外厩の拡充によって、今や休み明けはさしたるマイナス要因にならなくなったが、このレベルの重賞をこれほどの久々で勝つのは尋常じゃない。86年以降、半年以上の休み明けでJRAのG2以上を勝った馬は24頭。8か月以上となると以下の12頭。今回のシャケトラは堂々、レコード更新である。

中55週 シャケトラ 17/12/24有馬記念→19/1/20アメリカJCC7番人気1着

中54週 サクラローレル 95/2/19目黒記念→96/3/10中山記念9番人気1着

中51週 トウカイテイオー 92/12/27有馬記念→93/12/26有馬記念4番人気1着

中48週 メジロマックイーン 92/4/26天皇賞春→93/4/4産経大阪杯1番人気1着

中46週 スイープトウショウ 05/11/13エリザベス女王杯→06/10/8京都大賞典2番人気1着

中46週 シンゲン 09/11/1天皇賞秋→10/9/26オールカマー5番人気1着

中44週 トウカイテイオー 91/5/26ダービー→92/4/5産経大阪杯1番人気1着

中43週 モガミヤシマ 87/5/10NHK杯→88/3/13中山記念3番人気1着

中43週 キングストレイル 04/11/13京王杯2歳S→05/9/18セントライト記念8番人気1着

中40週 スーパークリーク 88/12/25有馬記念→89/10/8京都大賞典1番人気1着

中38週 ドゥラメンテ 15/5/31ダービー→16/2/28中山記念1番人気1着

中37週 タンタアレグリア 16/5/1天皇賞春→17/1/22アメリカJCC7番人気1着

おそらくは、このシャケトラの「中55週V」や、アーモンドアイの「トライアル不出走3冠」が判断基準となって、サートゥルナーリアの皐月賞直行も、ブラストワンピースの大阪杯直行も決定されたのだろう。つまりノーザンファームは「しがらき」「天栄」の外厩施設に絶大な自信をもっているということ。海外では当たり前の「完全外厩制度」に、日本も着々と近づいている。それをノーザン一強でつまらん、と思うかどうかは別として。

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01/16/2019

記録に残る重賞初V

19年最初のG2、日経新春杯は、3年連続で1番人気が制した。86年以降、芝2000m超のハンデ重賞で1番人気が3連覇を遂げたのは、以下の4例のみ。うち2例はスペシャリストが跋扈する長距離戦、1例は30年以上前のことなので、この日経新春杯で果たされたV3の希少価値は相当高い。

ダイヤモンドS
93年マチカネタンホイザ→94年センゴクシルバー→95年エアダブリン
13年アドマイヤラクティ→14年フェイムゲーム→15年フェイムゲーム

京都記念
86年スダホーク→87年シンチェスト→88年カシマウイング

日経新春杯
17年ミッキーロケット→18年パフォーマプロミス→19年グローリーヴェイズ

平成の中央競馬を一気通貫する傾向は「西高東低」。関西馬が年間重賞勝利数で関東馬を逆転したのは、実質的に昭和最後の年となった88年のこと。以後、関東馬が再逆転したことは一度もなく、トータル「西2642勝 VS 東1226勝」。関西圏4場(京都・阪神・中京・小倉)に限ると、「西1549勝 VS 東233勝」。この233勝のうち、芝2000m以上の古馬戦を1番人気で勝った馬となると、以下の8頭のみ。グローリーヴェイズの勝利は、実に20年ぶりの快挙だった。

カシマウイング   88年京都記念 (京都芝2200m)飯塚
メジロアルダン   89年高松宮杯 (中京芝2000m)奥平
ホワイトストーン  91年産経大阪杯(京都芝2000m)高松
ヒシアマゾン    95年京都大賞典(京都芝2400m)中野隆
カネツクロス    95年鳴尾記念 (阪神芝2500m)堀井
タイキブリザード  96年産経大阪杯(阪神芝2000m)藤沢
サイレントハンター 99年産経大阪杯(阪神芝2000m)大久保洋
グローリーヴェイズ 19年日経新春杯(京都芝2400m)尾関

今週はハンデ重賞がなく、関西重賞は中京でダートの東海ステークスが組まれている。過去1番人気で制した関東馬は、ファストフレンド(00年)とグレンツェント(17年)のみ。登録関東馬は、2勝目を狙うグレンツェントを含め3頭だが、はたして…。

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01/08/2019

牝馬掲示板独占

2019年開幕週は、2日間で牡牝混合オープンが7鞍も組まれる豪華編成。このうち6鞍は牝馬の参戦が少なく、中山金杯は1頭で4着、京都金杯は2頭で3、7着、ジュニアカップは2頭で7、8着、ポルックスステークスは0頭、万葉ステークスは0頭、シンザン記念は2頭で4、9着。
しかし、初日の中山10レース、4歳以上芝1200mのカーバンクルステークスは、牝馬が大暴れ。7頭が出走し、2頭はブービーとシンガリだったが、残る5頭は掲示板を独占した。86年以降、牝馬が1~5着以上を占めたJRAオープン競走(アラブを除く)は15レースあるが、そのうち7レースは2歳戦で、3歳戦はなし。古馬戦8レースは以下のとおりだ。

87/9/13 京王杯AH(牝馬6頭/10頭)
1着 1番人気ダイナアクトレス  1番人気
2着 2番人気アイランドゴッテス 2番人気
3着 9番人気ユキノローズ    9番人気
4着 4番人気ダイナシュート   4番人気
5着 6番人気クールハート    6番人気

88/8/14 北九州短距離S(牝馬6頭/8頭)
1着 6歳スイートラブ    3番人気
2着 3歳クインモーニング  4番人気
3着 4歳マルブツエンプレス 6番人気
4着 3歳スルーオベスト   1番人気
5着 5歳ガストロノミー   7番人気
6着 4歳アンドロジェニー  5番人気

89/7/16 BSN杯(牝馬9頭/14頭)
1着 4歳タケデンジャスミン 6番人気
2着 5歳クールハート    1番人気
3着 5歳エイシンハピネス  2番人気
4着 7歳スイートラブ    13番人気
5着 3歳フジミマドリード  12番人気

91/11/24 シリウスS(牝馬6頭/11頭)
1着 4歳ミナモトジュニアス 5番人気
2着 4歳ハスキーハニー   1番人気
3着 5歳レッドプリティ   10番人気
4着 3歳トーワディステニー 2番人気
5着 4歳サムソンクイーン  3番人気

00/11/26 アンドロメダS(牝馬9頭/17頭)
1着 4歳メジロダーリング  2番人気
2着 3歳テネシーガール   3番人気
3着 4歳タイキダイヤ    4番人気
4着 4歳フレンチパッション 5番人気
5着 5歳オルカインパルス  8番人気
6着 4歳ニシオセーラム   1番人気

13/8/25 キーンランドC(牝馬12頭/16頭)
1着 5歳フォーエバーマーク 4番人気
2着 4歳ストレイトガール  1番人気
3着 5歳シュプリームギフト 6番人気
4着 5歳アドマイヤセプター 2番人気
5着 3歳ストークアンドレイ 10番人気
6着 4歳カディーシャ    14番人気

13/10/12 オパールS(牝馬10頭/12頭)
1着 4歳エピセアローム   2番人気
2着 5歳サイレントソニック 5番人気
3着 5歳メモリアルイヤー  9番人気
4着 5歳カラフルデイズ   7番人気
5着 4歳アイラブリリ    3番人気
6着 4歳バーバラ      1番人気
7着 4歳ビウイッチアス   6番人気
8着 7歳レジェトウショウ  11番人気

19/1/5 カーバンクルS(牝馬7頭/16頭)
1着 4歳モズスーパーフレア 1番人気
2着 6歳ナックビーナス   5番人気
3着 5歳レジーナフォルテ  6番人気
4着 6歳ペイシャフェリシタ 3番人気
5着 5歳カラクレナイ    4番人気

この8レースのうち7レースは、出走馬の過半数が牝馬。今年のカーバンクルステークスは、歴史に残る「牝馬優勢古馬オープン」と言えるだろう。

19年第2週は3日開催。牡牝混合オープンは6鞍組まれているが、登録牝馬は、0頭、3頭、1頭、1頭、1頭、5頭と“オフ”ムード。牝馬ファン(?)は3歳オープン2鞍(フェアリーS・紅梅S)に全力投球だ。

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01/01/2019

3距離で3連勝

ホープフルステークスを勝ったのは、ダントツ人気の超良血馬。阪神芝1600mの新馬戦、京都芝1800mのオープン特別に続く、中山芝2000mのG1制覇で、、サートゥルナーリアがクラシック最有力候補に躍り出た。
86年以降、マイル以上戦を1番人気で3勝した2歳馬は16頭(4勝以上はゼロ)。そのうち2歳無敗馬は以下の9頭である。

86年サクラロータリー
新馬(中山芝1600m)→りんどう賞(東京芝1600m)→府中3歳S(東京芝1800m)

88年サクラホクトオー
新馬(東京芝1600m)→府中3歳S(東京芝1800m)→朝日杯3歳S(中山芝1600m)

05年マルカシェンク
新馬(阪神芝2000m)→デイリー杯2歳S(京都芝1600m)→京都2歳S(京都芝2000m)

06年フサイチホウオー
新馬(東京芝1800m)→東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m)→ラジオNIKKEI杯2歳S(阪神芝2000m)

11年アルフレード
新馬(中山芝1600m)→きんもくせい特別(新潟芝1600m)→朝日杯FS(中山芝1600m)

12年エピファネイア
新馬(京都芝1800m)→京都2歳S(京都芝2000m)→ラジオNIKKEI杯2歳S(阪神芝2000m)

16年レイデオロ
新馬(東京芝2000m)→葉牡丹賞(中山芝2000m)→ホープフルS(中山芝2000m)

18年アドマイヤマーズ
新馬(中京芝1600m)→中京2歳S(中京芝1600m)→デイリー杯2歳S(京都芝1600m)

18年サートゥルナーリア
新馬(阪神芝1600m)→萩S(京都芝1800m)→ホープフルS(中山芝2000m)

サートゥルナーリアがこの9頭の中でも際立っている点は、唯一、3勝をすべて異なる距離であげていること。それも、1600m→1800m→2000mと一戦ごとに距離延長。クラシックを目指すロードカナロア産駒としては理想的なデビュー3連勝と言えるだろう。86年以降、人気に関わらずこの3つの距離で勝った2歳馬は、ほかには以下の1頭しかいない。

05年フサイチリシャール
未勝利(阪神芝2000m・2番人気)→萩S(京都芝1800m・5番人気)→東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m・1番人気)→朝日杯FS(中山芝1600m・1番人気)

サートゥルナーリアとは対照的に、フサイチリシャールは2000m→1800m→1600mと距離短縮。同馬は翌春G1を、皐月賞5着、NHKマイルカップ6着、ダービー8着と無冠に終わったが、サートゥルナーリアははたして…。

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