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04/23/2019

完全無欠の1冠目

桜花賞に続いて皐月賞も「3歳初戦馬」が制覇。“改元イヤー”に相応しいエポックメイキングな快挙だが、その陰に隠れて、もうひとつの偉業があまり注目されていないように感じる。サートゥルナーリアが達成した「オール1番人気&無敗で皐月賞V」だ。

中央競馬における無敗の皐月賞馬は、戦前、横浜競馬場で施行されていた「横浜農林省賞典4歳呼馬」の時代を除くと14頭。50年代に2頭、60年代に2頭、70年代に3頭、80年代に2頭、90年代に2頭、00年代に2頭、10年代に1頭だから、平均すると10年に2頭。そこそこの頻度に思えるが、サンデーサイレンスの血が注入されて以降は有力馬が増えたせいか、今回は史上最長の14年ぶりだった。
この14頭の、皐月賞までのキャリア数と2番人気以下の回数は以下のとおり。全戦1番人気に支持されたのは、ハイセイコー(地方6戦+中央3戦)、ミホシンザン、ディープインパクト、そしてサートゥルナーリアの4頭である。

51年トキノミノル    9戦 2番人気2回
54年ダイナナホウシュウ 11戦 2番人気4回
60年コダマ       6戦 2番人気1回
64年シンザン      6戦 2番人気1回・6番人気1回
73年ハイセイコー    9戦
74年キタノカチドキ   7戦 2番人気1回
76年トウショウボーイ  4戦 2番人気1回
84年シンボリルドルフ  5戦 2番人気1回
85年ミホシンザン    4戦
91年トウカイテイオー  5戦 3番人気1回
92年ミホノブルボン   5戦 2番人気1回
01年アグネスタキオン  4戦 2番人気1回・3番人気1回
05年ディープインパクト 4戦
19年サートゥルナーリア 4戦

4番人気以下を経験したのはシンザンしかおらず、スプリングステークスでまさかの6番人気。皐月賞で1番人気に支持されなかったのは、ダイナナホウシュウとトウショウボーイ。シンボリルドルフは弥生賞で2番人気、トウカイテイオーはシクラメンステークスで3番人気、ミホノブルボンはスプリングステークスで2番人気、アグネスタキオンは新馬戦で3番人気・ラジオたんぱ杯で2番人気。ちなみに、今年ダノンキングリーが勝っていたら、史上初の「全戦2番人気以下で無敗の皐月賞馬」が誕生しているところだった。

戦前のセントライト、アルバイトを含め、サートゥルナーリア以前の無敗の皐月賞馬はすべてその後もG1級レースを勝ち、ダービーは目下4連勝中。平成最後の皐月賞を休み明けで勝った怪物が令和最初のダービーも順当に勝てば、ディープインパクトに次ぐ史上2頭目の「オール1番人気&無敗で2冠V」となるが、はたして…。

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