« マイル王ディープインパクト | Main | 完全無欠の1冠目 »

04/17/2019

セン馬の大野

終わってみると3強決着だった皐月賞。ダービーは、叩き2戦目のサートゥルナーリアが一歩抜け出した「1+2」強ムード。この3頭に、青葉賞、京都新聞杯の勝ち馬がどこまで迫れるか、というシンプルな図式になりそうだ。
一方、今回で評判がいよいよ地に落ちてしまった実績上位馬が、ニシノデイジー。札幌2歳ステークスではクラージュゲリエを、東スポ杯ではヴェロックスを下した馬が、その後はホープフルステークス3番人気3着、弥生賞1番人気4着ときて、皐月賞は6番人でなんとブービー17着。ダービーでの巻き返しは至難の業だろう。

しかし、高木師にとってこの日は「捨てる神あれば拾う神あり」。中山のG1は惨敗したが、阪神のG3はニシノデイジーと同じ6番人気のアナザートゥルースで制覇した。同馬は、厩舎の先輩でもある半兄サウンドトゥルーと同じく、セン馬。偉大な兄は、JRA平地G1を勝ったわずか5頭のセン馬のうちの1頭である。

レガシーワールド  93年ジャパンC   (河内洋)
マーベラスクラウン 94年ジャパンC   (南井克巳)
トウカイポイント  02年マイルCS   (蛯名正義)
サウンドトゥルー  16年チャンピオンズC(大野拓弥)
ノンコノユメ    18年フェブラリーS (内田博幸)

兄の手綱もとった大野拓弥は、これがJRA重賞9勝目。そのうち4勝をセン馬であげている。86年以降、JRA平地重賞をセン馬で3勝以上した騎手は以下の6人。4勝は岡部に次ぎ、ルメールと並んで2位タイだ。

岡部幸雄
01年関屋記念   (マグナーテン)
02年中山記念   (トウカイポイント)
02年関屋記念   (マグナーテン)
02年毎日王冠   (マグナーテン)
02年ステイヤーズS(ホットシークレット)

C・ルメール
17年目黒記念   (フェイムゲーム)
17年キーンランドC(エポワス)
18年ダイヤモンドS(フェイムゲーム)
18年京王杯SC  (ムーンクエイク)

大野拓弥
12年函館記念    (トランスワープ)
12年新潟記念    (トランスワープ)
16年チャンピオンズC(サウンドトゥルー)
19年アンタレスS  (アナザートゥルース)

土肥幸広
92年小倉大賞典(ワイドバトル)
92年福島記念 (アラシ)
93年中京記念 (アラシ)

南井克巳
94年金鯱賞  (マーベラスクラウン)
94年京都大賞典(マーベラスクラウン)
94年ジャパンC(マーベラスクラウン)

武豊
06年アンタレスS(フィフティーワナー)
13年小倉記念  (メイショウナルト)
18年小倉記念  (トリオンフ)

5歳で東京大賞典、6歳でチャンピオンズカップ、7歳でJBCクラシックを勝ち、9歳になった今年も南関東でいまだ健在のサウンドトゥルー。この晩成の兄と同じく、5歳でオープン入り&重賞初制覇を果たしたアナザートゥルースの主戦でありつづけるなら、岡部に並ぶ「5勝」の可能性は十分とみるが、はたして…。

|

« マイル王ディープインパクト | Main | 完全無欠の1冠目 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« マイル王ディープインパクト | Main | 完全無欠の1冠目 »