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06/07/2019

2強では決まらない

確かにアーモンドアイもダノンプレミアムも大きな不利を受けたが、前者はそれ以前に出負けをしている。そのおかげで、ロジクライのタックルをほぼ真横から食らうことは避けられた。被害の程度は「アーモンド<ダノン」。天才肌のダノンプレミアムは、このアクシデントで気持が切れてしまったのだろう。ダービーに続くまさかの波乱決着に、競馬の難しさ(面白さ?)をあらためて思い知った次第である。

しかし、その後よくよく調べてみると、ビッグレースでの「2強崩壊」は珍しくもなんともないことが分かった。86年以降のJRA平地G1で、今回の安田記念のように「2番人気が単勝3.5倍以下、かつ、3番人気が単勝10倍以上」だったのは以下の21レース。このうち順当に2強の一騎討ちで決まったのは、わずか5レースしかない。

89年有馬記念 3.1倍スーパークリーク2着→1.8倍オグリキャップ5着

91年阪神3歳牝馬S 1.9倍ニシノフラワー1着→2.8倍シンコウラブリイ3着

92年天皇賞春 2.2倍メジロマックイーン1着→1.5倍トウカイテイオー5着

92年オークス 3.2倍キョウワホウセキ3着→3.0倍ニシノフラワー7着

93年宝塚記念 1.5倍メジロマックイーン1着→2.7倍メジロパーマー10着

93年菊花賞 2.4倍ビワハヤヒデ1着→2.8倍ウイニングチケット3着

94年マイルCS 1.7倍ノースフライト1着→3.3倍サクラバクシンオー2着

96年天皇賞春 1.7倍ナリタブライアン2着→2.8倍マヤノトップガン5着

98年天皇賞春 2.3倍メジロブライト1着→2.0倍シルクジャスティス4着

99年宝塚記念 2.8倍グラスワンダー1着→1.5倍スペシャルウィーク2着

00年菊花賞 2.8倍エアシャカール1着→1.9倍アグネスフライト5着

01年宝塚記念 3.4倍メイショウドトウ1着→1.5倍テイエムオペラオー2着

03年秋華賞 3.2倍スティルインラブ1着→2.5倍アドマイヤグルーヴ2着

05年宝塚記念 3.0倍ゼンノロブロイ3着→1.9倍タップダンスシチー7着

05年秋華賞 2.5倍エアメサイア1着→1.8倍ラインクラフト2着

09年秋華賞 3.2倍レッドディザイア1着→1.8倍ブエナビスタ2→3降着

11年オークス 3.0倍ホエールキャプチャ3着→2.2倍マルセリーナ4着

11年JCダート 2.0倍トランセンド1着→2.8倍エスポワールシチー3着

16年菊花賞 2.3倍サトノダイヤモンド1着→3.2倍ディーマジェスティ4着

18年スプリンターズS 2.8倍ファインニードル1着→3.4倍ナックビーナス7着

19年安田記念 1.7倍アーモドアイ3着→3.2倍ダノンプレミアム16着

宝塚記念は混戦ムード。次の2強G1は「ダービー3強」の動向次第とみるが、はたして…。

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