11/24/2017

2強V10 デムーロV6

ことビッグレースに関しては、今や完全にミルコ・デムーロとクリストフ・ルメールの2強時代。社台系を中心とする有力馬の“ファーストオプション”は、短期免許のトップジョッキーを除けば、この二人のほぼ独占状態となっている。
今年のJRA平地G1は、全24レース中18レースを消化した時点で、すでにデムーロが6勝、ルメールが4勝と、とんでもない占拠率。86年以降、同G1を年間4勝以上したジョッキーはのべ26名を数えるが、複数名が果たした年は5回しかなく、そのうち2回がこの2年の“デムルメ”だ。

89年 武豊4勝
90年 武豊4勝
93年 武豊4勝
94年 南井5勝
96年 田原4勝
97年 岡部4勝
99年 武豊4勝
00年 和田5勝
01年 蛯名4勝 ペリエ4勝
02年 武豊4勝
04年 安藤4勝
05年 武豊6勝 福永5勝
06年 武豊6勝
07年 安藤6勝
08年 岩田4勝
11年 池添6勝 藤田4勝
12年 岩田6勝
14年 蛯名4勝
15年 デムーロ4勝
16年 デムーロ4勝 ルメール4勝
17年 デムーロ6勝 ルメール4勝

特にすごいのがデムーロ。3年連続4勝以上は武豊でさえ果たしておらず、年間最多タイの6勝は更新の可能性十分。さらに驚くべきは、この6勝をすべて異なる馬で挙げていること。上記中、異なる6頭で6勝したのも、異なる5頭で5勝以上したのもデムーロのみ。異なる4頭で4勝以上挙げたのは以下ののべ9名である。

97年岡部
フェブラリーS  シンコウウインディ
高松宮杯     シンコウキング
安田記念     タイキブリザード
スプリンターズS タイキシャトル

01年ペリエ
フェブラリーS ノボトゥルー
マイルCS   ゼンノエルシド
ジャパンC   ジャングルポケット
阪神JF    タムロチェリー

05年武豊
高松宮記念 アドマイヤマックス
皐月賞   ディープインパクト
ダービー  ディープインパクト
秋華賞   エアメサイア
菊花賞   ディープインパクト
JCダート カネヒキリ

08年岩田
天皇賞春  アドマイヤジュピタ
安田記念  ウオッカ
秋華賞   ブラックエンブレム
朝日杯FS セイウンワンダー

12年岩田
フェブラリーS  テスタマッタ
桜花賞      ジェンティルドンナ
ダービー     ディープブリランテ
スプリンターズS ロードカナロア
秋華賞      ジェンティルドンナ
ジャパンC    ジェンティルドンナ

14年蛯名
皐月賞   イスラボニータ
天皇賞春  フェノーメノ
阪神JF  ショウナンアデラ
朝日杯FS ダノンプラチナ

16年デムーロ
フェブラリーS  モーニン
桜花賞      ジュエラー
スプリンターズS レッドファルクス
エリザベス女王杯 クイーンズリング

17年デムーロ
フェブラリーS  ゴールドドリーム
宝塚記念     サトノクラウン
スプリンターズS レッドファルクス
菊花賞      キセキ
エリザベス女王杯 モズカッチャン
マイルCS    ペルシアンナイト

17年ルメール
ヴィクトリアM アドマイヤリード
オークス    ソウルスターリング
ダービー    レイデオロ
秋華賞     ディアドラ

残るJRA平地G1は、JC、チャンピオンズC、阪神JF、朝日杯FS、有馬記念、ホープフルS。はたして2強はどこまでタイトルを積み重ね、デムーロはどこまで記録を伸ばすのか…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

11/15/2017

2年連続の金銀銅

3世代の秋華賞馬が顔を揃えたエリザベス女王杯は、1999年以来、史上2回目。18年前は5歳の2冠馬メジロドーベルが前年に続いて連覇を果たしたが、今年の5歳の2冠馬ミッキークイーンは昨年に続いて3着。後輩の秋華賞馬2頭には先着したものの、G1V3は惜しくもならなかった。

G1の連覇はもちろん見出しになり、2年連続2着も話題になるが、2年連続3着はあまり取り上げられない。実際、この3つはどれほど出現しているのか。86年以降のJRA古馬平地G1において、2年連続1着、同2着、同3着を果たした馬は、以下のとおり。

フェブラリーS
連覇  コパノリッキー
連2着 シーキングザダイヤ ブルーコンコルド
連3着 ワンダーアキュート

高松宮記念
連覇  キンシャサノキセキ
連2着 サンカルロ
連3着 なし

天皇賞春
連覇  メジロマックイーン テイエムオペラオー フェノーメノ キタサンブラック
連2着 なし
連3着 ナリタトップロード(3年連続)

ヴィクトリアマイル
連覇  ヴィルシーナ ストレイトガール
連2着 なし
連3着 なし

安田記念
連覇  ヤマニンゼファー ウオッカ
連2着 なし
連3着 スマイルジャック

宝塚記念
連覇  ゴールドシップ
連2着 ニッポーテイオー ツルマルボーイ メイショウサムソン ブエナビスタ
連3着 ダンスパートナー

スプリンターズS
連覇  サクラバクシンオー ロードカナロア レッドファルクス
連2着 ヤマニンゼファー ビコーペガサス アグネスワールド デュランダル
連3着 なし

天皇賞秋
連覇  シンボリクリスエス
連2着 オグリキャップ セキテイリュウオー ステイゴールド ジェンティルドンナ
連3着 イスラボニータ

エリベザス女王杯
連覇  メジロドーベル アドマイヤグルーヴ スノーフェアリー
連2着 フサイチエアデール オースミハルカ ヌーヴォレコルト
連3着 アパパネ ミッキークイーン

マイルCS
連覇  ダイタクヘリオス タイキシャトル デュランダル ダイワメジャー
連2着 バンブーメモリー エイシンプレストン スーパーホーネット フィエロ
連3着 ミスターボーイ

ジャパンC
連覇  ジェンティルドンナ
連2着 エアグルーヴ
連3着 シンボリクリスエス

ジャパンCダート(チャンピオンズC)
連覇  トランセンド
連2着 アドマイヤドン シーキングザダイヤ ワンダーアキュート(3年連続)
連3着 ホッコータルマエ

有馬記念
連覇  グラスワンダー シンボリクリスエス
連2着 マーベラスサンデー ブエナビスタ
連3着 ナイスネイチャ(3年連続) ダイワメジャー エアシェイディ トゥザグローリー ゴールドシップ

トータルで、連覇は26頭、2年連続2着は28頭、2年連続3着は15頭。連覇と2年連続2着は同程度で出現しており、2年連続3着はその2つに比べるとやはり少ない。しかし3年連続となると、2着はワンダーアキュート、3着はナリタトップロードとナイスネイチャが達成しているが、3連覇達成馬はゼロというのが面白いところである(地方ではアドマイヤドンがJBCクラシックを3連覇)。
ちなみに、複数レースで2年以上連続2着or同3着の実績があるのは、シーキングザダイヤ(フェブラリーS・ジャパンCダート)、ワンダーアキュート(フェブラリーS・ジャパンCダート)、ブエナビスタ(宝塚記念・有馬記念)の3頭。このうちシーキングザダイヤだけが、地方も含めG1を勝てずに終わった。お気の毒としか言いようがない。

今週のマイルチャンピオンシップには昨年2着のイスラボニータが、来週のジャパンカップには昨年の覇者キタンブラック、同2着のサウンズオブアース、同3着のシュヴァルグランが出走を予定しているが、はたして…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

11/09/2017

クロフネ産駒&ダービー2着馬

先週はG1谷間の変則3日開催。最終日のダート重賞、みやこステークスを勝ったのは、これが重賞初タイトルの上り馬、テイエムジンソクだった。目を引いたのは、休み明けで2馬身半差快勝という勝ちっぷりだけではない。血統派なら、同馬の父がクロフネであることも「!」だったはず。というのも、現役時代はダートで怪物的な強さを発揮しながら、種牡馬クロフネが送り出したJRAダート重賞ウィナーは、これがやっと2頭目なのである。クロフネを父にもつJRA重賞ウィナー、全19頭は以下のとおり。

カレンチャン    スプリンターズS 高松宮記念 阪神牝馬S 函館SS キーンランドC
アップトゥデイト  中山グランドJ 中山大障害 小倉サマーJ 阪神JS
ホエールキャプチャ ヴィクトリアマイル ローズS 府中牝馬S クイーンS 東京新聞杯
スリープレスナイト スプリンターズS CBC賞 北九州記念
フサイチリシャール 朝日杯FS 東スポ杯2歳S 阪神C
クラリティスカイ  NHKマイルC いちょうS
アエロリット    NHKマイルC クイーンS
ブラボーデイジー  福島牝馬S
アースソニック   京阪杯
セイコーライコウ  アイビスSD
ジューヌエコール  デイリー杯2歳S 函館SS
ストークアンドレイ 函館2歳S
オディール     ファンタジーS
マルモセーラ    ファンタジーS
クロフネサプライズ チューリップ賞
インパルスヒーロー ファルコンS
ドリームセーリング 京都JS
マイネルクロップ  マーチS
テイエムジンソク  みやこS

みやこステークスには、もう1頭のダート重賞ウィナー、マイネルクロップも出走していたが惨敗。6戦連続二桁着順の7歳馬は、さすがにもう打ち止めか。テイエムジンソクには、クロフネ産駒初のダートG1制覇、クロフネ牡馬初の古馬平地G1制覇を大いに期待したい。

一方、東の芝重賞も、データ的には興味深い結果に。勝ったのは3歳馬スワーヴリチャード。グレード制導入以降、ダービー直後の重賞を勝ったダービー2着馬は以下のとおり。

90年メジロライアン   京都新聞杯 →宝塚記念
93年ビワハヤヒデ    神戸新聞杯 →菊花賞・天皇賞春・宝塚記念
96年ダンスインザダーク 京都新聞杯 →菊花賞
02年シンボリクリスエス 神戸新聞杯 →天皇賞秋2勝・有馬記念2勝
03年ゼンノロブロイ   神戸新聞杯 →天皇賞秋・JC・有馬記念
10年ローズキングダム  神戸新聞杯 →JC
12年フェノーメノ    セントライト記念 →天皇賞春2勝
13年エピファネイア   神戸新聞杯 →菊花賞・JC
14年イスラボニータ   セントライト記念 →天皇賞秋3着2回・マイルCS3着&2着
16年サトノダイヤモンド 神戸新聞杯 →菊花賞・有馬記念
17年スワーヴリチャード AR共和国杯 →?

なんと、スワーヴリチャード以前の10頭のうち9頭が、同年または翌年のG1を勝っている。唯一勝っていないイスラボニータも、2~3着は4回あり、一応まだ現役。神戸新聞杯でレイデオロと再戦することなく、歴史的極悪馬場の菊花賞を使われることなく、古馬の“出世重賞”をダービー後初戦としたスワーヴリチャードがG1ウィナーとなる日も遠くなさそうだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

11/02/2017

頂点目前キタサンブラック

菊花賞に続いて天皇賞秋も歴史的な不良馬場。勝ったのはキタサンブラック。先週の記事で示したとおり、過酷な不良G1は1番人気を素直に信頼するのが、またまた正解だった。
この現役最強馬は、いまや“史上最高実績馬”に近づきつつある。
まず獲得賞金。これでJRA通算「14億9796万1000円」となり、ディープインパクトを抜いて歴代2位。テイエムオペラオーの「18億3518万9000円」まであと「3億3722万8000円」に迫っている。
そしてG1実績。これはいくつかの切り口がある。

JRA牡牝混合G1勝利数
7勝 シンボリルドルフ  3歳3冠 有馬記念2勝 天皇賞春 JC
   テイエムオペラオー 皐月賞 天皇賞春2勝 宝塚記念 天皇賞秋 JC 有馬記念
   ディープインパクト 3歳3冠 天皇賞春 宝塚記念 JC 有馬記念
6勝 オルフェーヴル   3歳3冠 有馬記念2勝 宝塚記念
   ゴールドシップ   皐月賞 菊花賞 有馬記念 宝塚記念2勝 天皇賞春
   キタサンブラック  菊花賞 天皇賞春2勝 JC 大阪杯 天皇賞秋

JRA牡牝混合G13着以内数
13回 テイエムオペラオー
10回 キタサンブラック
9回 オグリキャップ
   スペシャルウィーク
   ゼンノロブロイ

JRA古馬G1勝利数
6勝 テイエムオペラオー 天皇賞春2勝 宝塚記念 天皇賞秋 JC 有馬記念
5勝 ウオッカ      安田記念2勝 天皇賞秋 Vマイル JC
   キタサンブラック  天皇賞春2勝 JC 大阪杯 天皇賞秋

JRA古馬G13着以内数
10回 テイエムオペラオー
   ブエナビスタ
9回 オグリキャップ
8回 ゼンノロブロイ
   ウオッカ
   キタサンブラック

残るはジャパンカップと有馬記念。「JRA牡牝混合G13着以内数」以外は、1位タイ、単独1位が視界に入っている。獲得賞金も、連勝すれば史上初の20億円突破、1着&4着で首位に立つ。3歳秋以降、秋3戦、春3戦をきっちり守ってきたが、3連勝は未経験だけに、最大目標はオーナー切望のグランプリか。名馬のラスト2走、刮目して観戦したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

10/24/2017

不良G1は1番人気を狙え

先週は大型台風の襲来により、開催も危ぶまれるほどの悪天候となったが、なんとか3場全レースを消化。その代償はもちろん極悪馬場。特に日曜は酷く、3場全レースが「雨」、東京と京都の全レースが「不良」で行なわれた。
86年以降、複数場で全レースが不良馬場となった日は、以下の11日。JRAの馬場管理技術が向上したおかげか、21世紀になってからは3日しかいない。3場全レースが不良だった89年2月18日のような日は、もう二度と来ないかもしれない。

86年03月23日 阪神12レース 小倉12レース 中山7レース
87年03月14日 阪神12レース 中京12レース 中山4レース
87年05月23日 東京12レース 阪神12レース 2場開催
89年02月18日 東京12レース 京都12レース 小倉12レース
89年02月25日 中山12レース 阪神12レース 2場開催
91年03月23日 中山12レース 京都12レース 2場開催
92年03月21日 中山12レース 中京12レース 阪神1レース
98年10月17日 東京12レース 京都12レース 福島10レース
02年01月27日 東京12レース 小倉12レース 京都8レース
11年05月29日 東京12レース 京都12レース 新潟2レース
17年10月22日 東京12レース 京都12レース 新潟3レース

上記11日のうちG1が開催されたのは、先週の日曜だけ。結果は典型的なヒモ荒れで、掲示板5頭は1→10→13→11→4番人気。この馬場だと、人気薄の好走より1番人気の快勝の方が意外に思えたファンは、穴党ならずとも少なくないだろう。しかし、86年以降、JRA芝G1における「馬場状態別1番人気成績」は以下のとおり。

良  勝率32.7% 連対率51.6% 複勝率64.7%
稍重 勝率34.6% 連対率53.8% 複勝率63.5%
重  勝率36.8% 連対率57.9% 複勝率68.4%
不良 勝率53.8% 連対率61.5% 複勝率69.2%

なんと、ほぼすべての数字が馬場悪化とともに向上している。芝の頂上決戦では、馬場状態が悪くなればなるほど、1番人気の信頼性が増すのだ。その極みである「不良G1」は以下の13レース。

89年皐月賞   サクラホクトオー 19着 3番人気ドクタースパート1着
91年天皇賞秋  メジロマックイーン1→18降着 3番人気プレクラスニー1着
93年マイルCS シンコウラブリイ 1着
97年桜花賞   キョウエイマーチ 1着
98年安田記念  タイキシャトル  1着
04年スプリンターズS サニングデール  9着 5番人気カルストンライトオ1着
07年スプリンターズS サンアディユ   2着 3番人気アストンマーチャン1着
09年ダービー  アンライバルド  12着 2番人気ロジユニヴァース1着
11年ダービー  オルフェーヴル  1着
13年菊花賞   エピファネイア  1着
14年高松宮記念 ストレイトガール 3着 3番人気コパノリチャード1着
14年安田記念  ジャスタウェイ  1着
17年菊花賞   キセキ      1着

斜行しなくても楽勝していたであろうメジロマックイーンを含めると、なんと8勝、勝率61.5%、複勝率76.9%。キセキの快勝は意外でもなんでもない。今年の菊花賞は、4.5倍もついた同馬の単勝こそが、最もシンプルな勝負馬券だったのである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

10/18/2017

ディープ牝馬ノーメダル

ファーストクロップが3歳になった2011年の桜花賞から今年の秋華賞まで、ディープインパクトは牡牝3冠全レースに産駒を送り込んでいる。それだけでも凄いことだが、ここまでなんと17勝、6世代目で全6冠制覇。あのサンデーサイレンスが通算25勝、9世代目で全6冠制覇だから、父をも凌ぐクラシック血統と言っていいだろう。
そんな怪物サイアーも、今年の3歳牝馬はどうやら“谷間”。初めて無冠に終わったばかりか、3冠すべて3着以内に入れなかった。対して牡馬はここまで、無冠が3世代、全冠メダルなしが1世代。一覧は以下のとおりだ。

    桜花賞 オークス 秋華賞 皐月賞 ダービー 菊花賞
2011年             ③        ③
2012年 ②  ②   ②  ②③  
2013年 ②  ②③   ②           ②
2014年    ②    
2015年 ②③  ③      ②   ②    ②
2016年 ②   ③      ②③ ②③  
2017年                 ③    ?

年度別の詳細は以下のとおり。

2011年
桜花賞 1着マルセリーナ
皐月賞 3着ダノンバラード
菊花賞 3着トーセンラー

2012年
桜花賞  1着ジェンティルドンナ 2着ヴィルシーナ
オークス 1着ジェンティルドンナ 2着ヴィルシーナ
秋華賞  1着ジェンティルドンナ 2着ヴィルシーナ
皐月賞  2着ワールドエース   3着ディープブリランテ
ダービー 1着ディープブリランテ 3着トーセンホマレボシ

2013年
桜花賞  1着アユサン     2着レッドオーヴァル
オークス 2着エバーブロッサム 3着デニムアンドルビー
秋華賞  2着スマートレイアー
ダービー 1着キズナ
菊花賞  2着サトノノブレス

2014年
桜花賞  1着ハープスター
オークス 2着ハープスター
秋華賞  1着ショウナンパンドラ

2015年
桜花賞  2着クルミナル    3着コンテッサトゥーレ
オークス 1着ミッキークイーン 3着クルミナル
秋華賞  1着ミッキークイーン
皐月賞  2着リアルスティール
ダービー 2着サトノサーゼン
菊花賞  2着リアルスティール

2016年
桜花賞  2着シンハライト
オークス 1着シンハライト    3着ビッシュ
秋華賞  1着ヴィブロス
皐月賞  1着ディーマジェスティ 2着マカヒキ 3着サトノダイヤモンド
ダービー 1着マカヒキ 2着サトノダイヤモンド 3着ディーマジェスティ
菊花賞  1着サトノダイヤモンド

2017年
皐月賞  1着アルアイン
ダービー 3着アドミラブル
菊花賞  ?

牡馬がノーメダルに終わった14年、牝馬がノーメダルに終わった今年の1~3着馬とその父は以下のとおり。

2014年皐月賞
1着イスラボニータ  (フジキセキ)
2着トゥザワールド  (キングカメハメハ)
3着ウインフルブルーム(ハーツクライ)

2014年ダービー
1着ワンアンドオンリー(ハーツクライ)
2着イスラボニータ  (フジキセキ)
3着マイネルフロスト (ブラックタイド)

2014年菊花賞
1着トーホウジャッカル(スペシャルウィーク)
2着サウンズオブアース(ネオユニヴァース)
3着ゴールドアクター (スクリーンヒーロー)

2017年桜花賞
1着レーヌミノル   (ダイワメジャー)
2着リスグラシュー  (ハーツクライ)
3着ソウルスターリング(Frankel)

2017年オークス
1着ソウルスターリング(Frankel)
2着モズカッチャン  (ハービンジャー)
3着アドマイヤミヤビ (ハーツクライ)

2017年秋華賞
1着ディアドラ  (ハービンジャー)
2着リスグラシュー(ハーツクライ)
3着モズカッチャン(ハービンジャー)

今年の牡馬3冠目に登録しているディープインパクト産駒は4頭。メイショウテンシャは7分の1の抽選、前走1000万条件1着のポポカテペトルは人気薄、神戸新聞杯3着のサトノアーサーは伏兵、ダービー5着の皐月賞馬アルアインは上位人気。父にまた一歩近づく「V18」はなるか…。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

10/11/2017

3歳牝馬と7歳牝馬

秋の東京&京都開幕週を飾る古馬重賞、毎日王冠と京都大賞典。今年この2つの格高G2で主役を務めたのは牝馬だった。前者は1番人気が3歳牝馬、後者は勝ったのが7歳牝馬。どちらも大したものである。
86年以降、ハンデ戦を除く古馬牡牝混合重賞で1番人気に支持された日本の3歳牝馬は、以下ののべ16頭。1800m以上のG2以上に限ると、赤字の7頭しかいない。

ダイナファアリー  86年ダービー卿CT 11着
コスモドリーム   88年京都大賞典   2着
シンコウラブリイ  92年マイルCS   2着
ケイウーマン    93年セントウルS  2着
メジロドーベル   97年オールカマー  1着
ユウキャラット   02年中日新聞杯   6着
ファインモーション 02年有馬記念    5着
ウオッカ      07年宝塚記念    8着
アストンマーチャン 07年スワンS    14着
エイムアットビップ 08年アイビスSD  16着
グランプリエンゼル 09年函館SS    1着
グランプリエンゼル 09年キーンランドC 4着
ブエナビスタ    09年札幌記念    2着
ブエナビスタ    09年有馬記念    2着
ビウイッチアス   12年アイビスSD  10着
ソウルスターリング 17年毎日王冠    8着

大物たちが名を連ねるが、人気先行傾向は否めない。16頭のうち、馬券になったのは7頭、勝ったのはメジロドーベルとグランプリエンゼルのみ。ソウルスターリングの8着を悲観する必要はあるまい。

3歳馬の毎日王冠1番人気は大方の予想どおり。しかし、7歳馬が京都大賞典を勝ち切ったのは、4番人気とはいえ、個人的には想定外に近かった。
86年以降、7歳以上で牡牝混合重賞を勝った牝馬は以下の3頭のみ。芝重賞制覇はスマートレイアーが初である。

ブロードアピール 01年プロキオンS  01年シリウスS   02年ガーネットS
コウエイトライ  08年阪神ジャンプS 10年新潟ジャンプS 10年阪神ジャンプS
スマートレイアー 17年京都大賞典

ハンデ戦を除く牡牝混合芝重賞を勝つのは、6歳牝馬にとっても至難の業。86年以降、外国馬ホーリックスを除くと15頭、1600m以上戦では以下の5頭しかいない。

トウカイローマン  87年京都大賞典
ドウカンジョー   90年中日新聞杯
フミノイマージン  12年札幌記念
ホエールキャプチャ 14年東京新聞杯
スマートレイアー  16年東京新聞杯

6歳と7歳で勝っているスマートレイアーは異次元の晩成牝馬。今後はエリザベス女王杯から香港カップor香港ヴァーズとのこと。香港はさすがに相手が強いだろうが、ストレイトガールに次ぐ史上2頭目の「7歳牝馬によるJRA・G1V」にはリーチをかけたと言えそうだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

10/06/2017

9歳馬4着の快挙

下半期G1第1弾はなんと9着までが0.3秒内にひしめく大激戦となったが、勝ったのは順当に1番人気。レッドファルクスが、サクラバクシンオー、ロードカナロアに次ぐ史上3頭目の連覇を達成した。しかし、個人的にはそれ以上のビッグニュースだったのが、9歳馬の大激走。後方最内でジッと脚を溜め、内埒沿いからロスなく直線一気。3年前の覇者スノードラゴンが、レッドファルクスと0.1秒差、3着ワンスインナムーンと同タイムの4着まで押し上げた。
86年以降、JRA平地G1に出走した9歳以上馬はのべ43頭。うち40頭は二桁人気、28頭は二桁着順。掲示板に載ったのは以下の3頭だけで、スノードラゴンの4着はレコードである。

リミットレスビッド 08年フェブラリーS  5着
トウカイトリック  11年天皇賞春     5着
スノードラゴン   17年スプリンターズS 4着

スノードラゴンは今春の高松宮記念にも出走し、11番人気で7着。86年以降、JRA平地G1に2回以上出走した9歳以上馬は同馬が10頭目。ひと桁着順2回は、トウカイトリック、ワンダーアキュートに次いで3頭目である。

<3回>
トウカイトリック  11年天皇賞春5着 12年天皇賞春8着 13年天皇賞春11着

<2回>
ドージマムテキ   99年フェブラリーS 16着 99年高松宮記念    16着
ノボトゥルー    05年フェブラリーS 14着 08年フェブラリーS  14着
リミットレスビッド 08年フェブラリーS 5着 08年高松宮記念    11着
トーセンブライト  10年フェブラリーS 8着 10年JCダート    13着
サンダルフォン   12年高松宮記念   16着 12年スプリンターズS 13着
ネヴァブション   12年天皇賞秋    14着 12年有馬記念     15着
ジャガーメイル   13年天皇賞春    6着 14年天皇賞春     16着
ワンダーアキュート 15年フェブラリーS 9着 15年チャンピオンズC 6着
スノードラゴン   17年高松宮記念   7着 17年スプリンターズS 4着

かの岡田繁幸氏の実弟である岡田牧雄オーナーは、マツリダゴッホ、スマートファルコン、サウンドトゥルーなどを生産した岡田スタッドの代表にして、個人名義、家族名義、共同所有、一口クラブなどで100頭以上を保有している大馬主。黒字だと公言するその馬主業のモットーは「安く仕入れて、長く、多く走らせる」。募集価格が1,200万円(レックスオーナーズクラブPRO)で通算51戦、総獲得賞金3億7千万円以上というスノードラゴンは、同オーナーを象徴する出世頭だ。
次走は、昨年大敗したマイルチャンピオンシップではなく、12月10日の中山ダート1200mG3、カペラステークスとのこと。トウカイトリックに並ぶ“3回目”は、来年の高松宮記念か。アサカディフィート(08年小倉大賞典)、トウカイトリック(12年ステイヤーズS)に次ぐ「10歳馬のJRA平地重賞V」と合わせて期待したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

09/28/2017

またまた牡馬相手V

秋の古馬中長距離王道第1弾、オールカマーを制したのは、5歳牝馬ルージュバック。これで同馬は、牡牝混合戦で「6-0-0-4」、牝馬限定戦で「0-2-0-4」。牡馬相手にあげた6勝はすべて芝1800m以上戦。86年以降、芝1800m以上の牡牝混合戦で6勝以上あげた牝馬は、8勝のワコーチカコを筆頭に9頭を数えるが、それらの勝ち星がキャリアを通じての全勝ち星だった馬は3頭。そのうち重賞を勝っているのはルージュバックだけである。
同馬が獲得した重賞タイトルは、これが4つ目。もちろんすべて牡馬相手の芝1800m以上戦。86年以降、同条件の重賞(黒字はG3、青字はG2、赤字はG1)を3勝以上した牝馬は以下の10頭しかおらず、4勝は最多タイだ。

<4勝>
イクノディクタス 91年京阪杯 92年金鯱賞 92年小倉記念 92年オールカマー

ワコーチカコ   94年エプソムC 94年函館記念 95年金杯(西) 95年京都記念

エアグルーヴ   97年札幌記念 97年天皇賞秋 98年産経大阪杯 98年札幌記念

ルージュバック  15年きさらぎ賞 16年エプソムC 16年毎日王冠 17年オールカマー

<3勝>
ダイナファアリー  87年エプソムC 87年新潟記念 87年オールカマー

メジロモントレー  90年金杯(東) 90年アルゼンチン共和国杯 91年AJC杯

ヌエボトウショウ  91年朝日チャレンジC 92年北九州記念 92年愛知杯

ウオッカ      07年ダービー 08年天皇賞秋 09年ジャパンC

ブエナビスタ    10年京都記念 10年天皇賞秋 11年ジャパンC

ジェンティルドンナ 12年ジャパンC 13年ジャパンC 14年有馬記念

G1を勝った4頭はすべてクラシックホース。逆に、クラシックホース4頭のみG1を勝っている。ルージュバックが今後、天皇賞秋やJC、有馬記念を勝つのは正直、至難の業だが、実績を見るかぎり、次走に予定しているエリザベス女王杯よりチャンスはあるのではないか。
牡馬相手だと大いに燃え、牝馬同士だとやる気を出さない、ある意味“真の女傑”。こんな牝馬は二度と現れまい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

09/21/2017

驚異の同一コース6勝

今年ここまで、3歳以上ダートオープンに参戦した3歳馬はわずか4頭。その4頭目、先週日曜の中山メイン、ラジオ日本賞に参戦したサンライズソアは、なみいる古馬を差し置いて1番人気に支持され、3着を確保した。他の3頭が、10番人気13着、5番人気4着、3番人気13着だから、サンライズソアの実績は抜けている。大物候補と言っていいだろう。
しかし、それ以上に目を引いたのが、勝った5歳馬センチュリオンの実績だ。同馬はこれで、中山ダート1800mでは「6-2-1-3」、他のコースでは「0-3-1-4」。ここまで極端な“スペシャリスト”も珍しい。ダートは芝よりコース数がはるかに少ないため、同一コースばかり使われる馬は少なくないが、6勝となると、86年以降では以下の5頭のみ。7勝以上した馬はまだいない。

京都ダート1800m
タマモルビーキング(未勝利→500→900→1600→1600→OP特別)
キクノグリッター (新馬→500→900→900→900→1000)

東京ダート1400m
トウショウギア(500→1000→1000→OP特別→OP特別→OP特別)

京都ダート1200m
マルカバッケン(未勝利→500→500→1000→1600→OP特別)

中山ダート1800m
センチュリオン(新馬→500→1000→1600→1600→OP特別)

一方、芝の同一コースで6勝した馬は2頭のみ。もちろん7勝以上した馬はいない。

小倉芝1800m
メイショウカイドウ(未勝利→500→1000→1600→G3→G3)

中山芝1200m
サクラバクシンオー(500→G3→OP特別→G1→G3→G1)

ハードルを5勝に下げると、以下の10頭が該当する。

小倉芝1200m
キョウワマグナム(未勝利→500→1000→1000→1600)
マンデームスメ (未勝利→500→1000→1600→OP特別)

東京芝1400m
トウショウリープ(未勝利→500→1000→1000→1600)
サクラゴスペル (新馬→1000→1600→1600→G2)

中山芝1600m
ミッドタウン(新馬→500→1000→OP特別→OP特別)

阪神芝2000m
イブキガバメント(900→900→1600→G3→G3)

函館芝1200m
ストレイトガール(500→500→1000→1600→OP特別)

中山芝2000m
ライズトゥフェイム(未勝利→500→1000→1000→1600)

福島芝2000m
ミスターブランディ(400→900→G3→OP特別→G3)

札幌芝1200m
ブリリアントグレイ(未勝利→500→500→1000→1000)

上記17頭のうち、なんとセンチュリオンだけが、新馬戦から全クラスを同一コースで勝っている。しかもこれが全勝ち星。もはや芸術的と言っていい離れ業だ。
残るは、中山ダート1800m唯一の重賞。来年も高松宮記念当日に行なわれるであろうマーチステークスに同馬が出走したら、個人的にはG1よりも注目度大。“画竜点睛”を期待したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

ギャンブル | ゲーム | 競馬